女子ゴルフの国内第19戦「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」（北海道・真駒内カントリークラブ 空沼コース／6420ヤード、パー72）は6日、第1ラウンドが行われ、菊地絵理香が1イーグル、3バーディ、ノーボギーの67で回り、通算5アンダーで単独首位に立った。1打差4アンダー2位に仲宗根澄香、2打差3アンダー3位タイに小祝さくら、尾関彩美悠、宮田成華の3人がつけている。
◆プラチナ世代4人目の優勝者は阿部未悠か安田祐香か ミネベアミツミ レディス展望
■前半は攻め、後半は守りがはまった菊地
狭いフェアウェーと粘っこい洋芝のラフ、さらには強い風が選手たちを苦しめた初日。
地元出身でホステスプロの菊地は、プレッシャーがある中、絶好のスタートを切った。午前イン・スタートの10番で幸先よくバーディ発進。12番、15番もバーディとし、18番パー4では見事なショットインイーグルを披露。前半だけで5つ伸ばした。アウトはすべてパーで乗り切り、前半は攻め、後半は守りがはまった。
菊地は今季序盤苦しんだが、「リゾートトラスト レディス」でトップ10入り、「アース・モンダミンカップ」で優勝争いを演じるなど、調子を上げてきた。昨季の「大東建託・いい部屋ネットレディス」で地元優勝を飾っているように、プレッシャーやタフなセッティングに強い選手。それだけに、ホステス大会で2度目の地元Vを達成する可能性はある。
仲宗根は午後アウト・スタート。1番からパーを並べ、8番パー3でこの日初のバーディ。しかし、9番でボギーをたたき、前半をイーブンで終えた。後半に入って11番、12番と続くパー5でともにバーディ。15番、16番も連続バーディと後半追い上げた。
2打差3アンダー3位タイのうち、地元出身の小祝と、前週優勝争いを演じた宮田はともに4バーディ、1ボギー。尾関は3バーディで、ボギーフリーのラウンドとなった。
明日も曇りだが、風は穏やかになる予報。とはいえ、爆発的なスコアを出しにくいコース。いかにボギーを打たず、チャンスホールで確実にバーディを奪うかが鍵となりそうだ。
■主な上位選手順位
上位選手の主な順位は以下の通り。
1位／5アンダー／菊地絵理香2位／4アンダー／仲宗根澄香3位タイ／3アンダー／小祝さくら、尾関彩美悠、宮田成華6位タイ／2アンダー／岸部桃子、種子田香夏、宮澤美咲、都玲華（アマチュア）、六車日那乃（アマチュア）、小野祐夢、山本景子
吉本ひかるは1アンダー13位タイ。川岸史果、青木瀬令奈、金田久美子、山内日菜子、神谷そら、佐久間朱莉はイーブンパー23位タイ。後藤未有は1オーバー33位タイ。藤田さいき、福田真未、桑木志帆、櫻井心那、ささきしょうこは2オーバー45位タイにつけている。
高橋彩華、安田祐香は3オーバー66位タイ。阿部未悠は4オーバー84位タイ。穴井詩は5オーバー93位タイ。木村彩子は10オーバー119位と出遅れた。
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文●河野道久
