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先週から2歳未勝利戦が始まり、新馬で敗れた馬たちが変わり身を見せるなど、新馬戦だけでなく未勝利戦も注目していきたいところ。また、新種牡馬スワーヴリチャード産駒が2頭勝ち上がり、その動向にも注視していきたい。
今回は先週の2歳戦の結果を踏まえ、注目馬をピックアップして分析する。
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■フェンダー
評価:★★★☆☆牡 (栗)斉藤崇史父:モーリス 母:プリンセスロック短評:24日阪神2歳未勝利(芝1600m)に出走。新馬戦では単勝1.9倍の1番人気に支持されたが、スタートで大きく出遅れてシンガリ負け。今回はブリンカーを着用し、抜群のスタートを決めると、速いラップを刻んで、後続に4馬身差をつけて逃げ切り勝ち。半姉に昨年の函館2歳Sを制したブトンドールがいる良血で、その素質の高さを証明して見せた。幼さの残る現状だが、伸びしろは十分。距離はマイル前後が主戦場となりそうだ。
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著者プロフィール
石川豊●いしかわゆたか20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。