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先週から2歳未勝利戦が始まり、新馬で敗れた馬たちが変わり身を見せるなど、新馬戦だけでなく未勝利戦も注目していきたいところ。また、新種牡馬スワーヴリチャード産駒が2頭勝ち上がり、その動向にも注視していきたい。
今回は先週の2歳戦の結果を踏まえ、注目馬をピックアップして分析する。
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■トーセンクライネ
評価:★★★☆☆牝 (美)田村康仁父:サトノクラウン 母:トーセンミネルバ短評:25日東京2歳新馬(芝1600m)に出走。好スタートから道中は好位の内めを追走。直線では最内に進路を取り、逃げ粘る2着馬との叩き合いを制する勝負根性を見せて、11番人気の低評価を覆すデビュー勝ちを決めた。中央で勝ち上がった兄姉5頭中3頭が新馬勝ちを決めており、新馬から動ける血筋だったわけだ。今年ダービー馬を輩出した父サトノクラウンは、先週同馬を含めて2頭が勝ち名乗り。父の勢いも含めて、今後も注目していきたい1頭だ。
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著者プロフィール
石川豊●いしかわゆたか20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。