【MLB】183キロ“高速三塁打”の大谷翔平 実況は「完璧な走塁」と快足ぶりを称賛 エ軍は19世紀以来となる歴史的負け越し | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】183キロ“高速三塁打”の大谷翔平 実況は「完璧な走塁」と快足ぶりを称賛 エ軍は19世紀以来となる歴史的負け越し

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【MLB】183キロ“高速三塁打”の大谷翔平 実況は「完璧な走塁」と快足ぶりを称賛 エ軍は19世紀以来となる歴史的負け越し
  • 【MLB】183キロ“高速三塁打”の大谷翔平 実況は「完璧な走塁」と快足ぶりを称賛 エ軍は19世紀以来となる歴史的負け越し

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平が25日(日本時間26日)、敵地でのコロラド・ロッキーズ戦に「2番DH」で先発出場し、4打数2安打1打点だった。3試合連続安打と3試合連続打点を記録したが、チームは3-4で競り負けた。エンゼルスは26日(同27日)からシカゴ・ホワイトソックスとの4連戦に臨み、大谷は同カードの第2戦に先発登板する予定となっている。

◆【実際の映像】大谷翔平、実況も「ロケットだ」と称賛の182キロ弾丸適時打 俊足飛ばし三塁を一気に陥れたシーン

■三塁までの到達タイムは11.73秒

初回の第1打席は二ゴロに終わった大谷だったが、3回の第2打席ではロッキーズ先発左腕オースティン・ゴンバーから中前打を放ち、3試合連続安打をマーク。さらに0-3で迎えた6回無死二塁の第3打席では左中間を破る適時三塁打。これで2試合ぶりのマルチ安打と3試合連続打点も記録した。

適時三塁打は打球速度113.7マイル(約183キロ)を計測する高速ライナーだったが、注目されたのは、この打球で三塁を陥れた大谷の快足ぶり。現地放送局が「パーフェクトラン」と実況したほか、米メディア『The Athletic』の元記者ブレント・マグワイア氏も「大谷の適時三塁打は打球速度113.7マイルの猛スピードだったが、三塁までの到達タイム11.73秒も悪くない」とツイートした。

そのほか、大谷ファンを公言する『FOX Sports』のアナリスト、ベン・バーランダー氏は、「メジャートップの本塁打を記録している選手は球界最速の選手であり、最高の投手の1人でもある」と記し、改めて多彩な能力に賛辞を贈った。

■前夜25点も…指揮官「これが野球」

8回の第4打席は右飛に終わり、4打数2安打1打点で打率は.297となった大谷。待望の26号はお預けとなったものの、今季通算打点は61で両リーグ通じてトップに立っている。

前日は球団新記録の28安打・25得点を挙げたエンゼルスだったが、この日は8安打で3得点。歴史的な爆勝から一転して、打線が奮わず敗れた。フィル・ネビン監督は「これが野球だ。時には理解しがたいことが起きる。昨夜は攻撃が活発だったが、きょうは多くのチャンスを逃した」と悔やんだ。

エンゼルスはロッキーズとの3連戦で32得点を挙げ、失点は12。数字的には圧倒したが、終わってみれば1勝2敗。米メディアによると、得失点差+20以上でカードを負け越したのは、1897年のシカゴ・コルツ以来となる史上2球団目だという。この時は、コルツがルイビル・コロンネルズとの3連戦を得点45、失点22で終えたものの結局1勝2敗となっていた。

歴史的大勝の後に待っていたのは、超レアケースでの負け越しという現実。貯金は5に減少し、ア・リーグのワイルドカード争いでも圏外となった。ポストシーズン進出へ向けて、正念場の夏を迎えている。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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