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今季ここまで13勝11敗の4位・埼玉西武ライオンズと、9勝14敗で最下位・北海道日本ハム・ファイターズによるベルーナドームでの3連戦。両チームの打線の中で、先週絶好調だった選手同士の対決に注目だ。
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■5試合で打率.444、4本塁打の中村
西武で絶好調なのが、プロ22年目の39歳、中村剛也だ。
昨季は開幕26試合ノーアーチから最終的にも出場88試合で打率.196、12本塁打、31打点と不本意な成績に終わったが、今季は華麗に復活。開幕戦こそ代打での出場だったが、主力野手陣が故障離脱する中で4月11日からは4番に座って存在感を強め、特に先週は5試合で打率.444(18打数8安打)で、3試合連続を含む4本塁打を放って7打点の大暴れ。通算でも打率.364と7本塁打がリーグ2位で、14打点がリーグ5位と上位につけている。
一方、日本ハムで調子を上げてきたのが、昨季ブレイクを果たしたプロ12年目の松本剛だ。
今季ここまで25試合出場で打率.292、1本塁打、9打点。打率.347を残し首位打者に輝いた昨季と比べると平凡な数字が並ぶが、先週は4月25日のオリックス戦で4安打を放つなど、5試合で打率.474(19打数9安打)をマーク(6打点)。一気に打率3割に手が届く距離まで急上昇してきた。今季の西武戦は3試合で打率.091(11打数1安打)だが、今カードでは期待できそうだ。
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提供●Baseball Times