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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は30日(日本時間31日)、敵地で行われたオークランド・アスレチックスとの開幕戦に「3番DH・投手」で先発出場。6回10奪三振無失点の快投で勝利投手の権利を得てマウンドを降りたが、今季もリリーフ陣が崩れ、初戦を勝ち星で飾ることはできなかった。
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■開幕戦、10奪三振無失点は史上26人目
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では日本の3大会ぶりの優勝に貢献し、MVPを獲得した大谷。シーズン開幕となった試合で投打二刀流で先発した。
初回は1番をストレートの四球で歩かせたが、後続を打ち取り無失点で切り抜けた。立ち上がりはスライダー中心の組み立てでカウントを整え、2回には2つの三振を奪った。
4回には連打を浴びピンチを招くが、この試合最速の162キロを見せるなど、この回すべてのアウトを三振で奪い、ピンチの芽を自ら摘み取った。5回には四球でランナーを一塁に置くが、毎回となる8つ目の三振を奪う。
6回にも2つの三振を奪った大谷は今季初マウンドで2桁奪三振とした。大谷は6回を投げ、2安打3四死球10奪三振、無失点。93球(ストライク55球)を投げ最速は100.7マイル(約162キロ)だった。
MLB公式サイトのサラ・ラング記者によると、開幕戦で10奪三振以上を記録、無失点で抑えた投手は1901年以降、26人目の記録。そして、その快投を見せたチームが開幕戦で黒星を喫するのは初めてとのこと。エンゼルスは122年の時を経て、実に不名誉な記録にまた名を刻んでしまった形となった。
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文●SPREAD編集部