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世界最高峰のエクストリーム・スポーツの国際競技会「X Games(エックスゲームズ)」は2日、都内で記者会見を行い、『X Games Chiba 2023』に出場するトップアスリートを発表した。同大会は5月12日から3日間にわたり千葉のZOZOマリンスタジアムで開催される
記者会見には、出場選手の中から四十住さくら(女子スケートボード)、芝田モト(男子スケートボードバート)、白井空良(男子スケートボードストリート)、佐々木元(BMXフラットランド)、中村輪夢(BMXパーク)、西矢椛(女子スケートボードストリート)が登壇した。
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■四十住「本番にリベンジして、2連覇したい」
「X Games Chiba 2023」では、スケートボード、BMX、Moto X(フリースタイルモトクロス)の人気アクションスポーツ競技が繰り広げられ、年齢や国籍も異なる世界のトップアスリートが約100名出場する予定だ。
四十住は、「(昨年の大会は)お母さんの誕生日だったので、金メダルが穫れて嬉しかった」、「すごい練習を頑張っていたので、メダルが穫れて嬉しかったし、恩返しできたかな」と笑顔を見せた。
今大会では「苦手な540(ファイブフォーティー)を本番にリベンジして、2連覇したい」と腕をぶす。その力強い言葉に、場内からは拍手が湧いた。
一方、昨年大会は体調不良で欠席だった15歳の西矢は「会場に行って、やっぱ出たいなと思ったので、(今回出場できるのは)嬉しいです。去年出れなかった分、今年は思いっきり楽しみたいです」と、初々しく語った。
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記者会見に登壇した(左から)西矢椛、中村輪夢、佐々木元、白井空良、芝田モト、四十住さくら 撮影:SPREAD編集部
囲み取材で四十住と隣合うと、少しほぐれたように見えた西矢だったが、やはり緊張していたらしく「質問、なんでしたっけ」と困惑する一幕も。その愛らしに、隣の四十住は思わず笑みをこぼした。
今回登壇した選手のほか、日本からは西村碧莉(女子スケートボードストリート)、東野貴行(Moto X)の出場が決定している。
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文●SPREAD編集部