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スペインのラ・リーガは現地時間29日に第19節が行われ、レアル・ソシエダは、サンティアゴ・ベルナデウで、レアル・マドリードと対戦。0-0のスコアレスドローに終わった。
◆【実際の映像】久保建英、古巣レアル・マドリード相手に躍動 攻守でみせた華麗なタッチ集
■チームとともに評価を高める
この試合にトップ下で先発フル出場した日本代表MF久保建英は攻守に奮闘。スペインスポーツ紙の『as』は、「久保の力を見せつける一戦となった。彼はこの数試合の中でも最も良いプレーをしていた」と評価。
またスポーツ紙『ムンドデポルティーボ』は、この日の試合前に「オヤルサバル、久保、セルロートの3人は、レアル・ソシエダの3本柱」と表現し、「久保はオヤルサバルとセルロートの後方のポジションで、レアル・マドリードのゴールを狙う。彼のこのポジションは先日のバルセロナとの戦いのときと同じものであり、レアル・ソシエダは久保のこのポジションでの役割に信頼をおいている」と述べ、レアル・ソシエダでの久保のポジションと役割がしっかりと確立されていることがわかるゲームとなった。
加えて、レアル・ソシエダの地元であるバスクの公共TV局であるeitbは、この日の久保を「試合中、疲れた様子を見せることがまったくなかった。彼のプレーの質の高さが目立った」と評価している。
レアル・マドリードの本拠地で、得点を与えずに同点で試合をおえたレアル・ソシエダへの評価は、スペインメディア全般を通して見ても非常に高い。またその中でも、この日の久保のプレーに対しては、スペインでも非常に評価されていることがわかる論調が目立つ。
バルセロナとレアル・マドリードという2大チームと立て続けに戦ってきた久保だが、レアル・ソシエダでのプレーに関してチーム内外から高い信頼と評価を受けていることを垣間見ることができた2連戦となったと言えるだろう。
◆【実際の映像】久保建英、古巣レアル・マドリード相手に躍動 攻守でみせた華麗なタッチ集
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文●對馬由佳理(スペイン在住)