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MLB公式サイトが15日(日本時間16日)、「最新のフリーエージェント(FA)とトレードに関する噂」と題し、記事を公開した。定期的に情報をアップデートする企画だが、今回は大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)の動向を取り上げた。記事によると、今季終了後にFAとなる同選手について、ダルビッシュ有が所属するサンディエゴ・パドレスが全力で獲得に向かうという。二刀流争奪戦において本命視されているロサンゼルス・ドジャースに対抗するのが、同じナ・リーグ西地区のパドレスという図式が浮上した。
◆熾烈“大谷翔平争奪戦”をリードするのはドジャース、メッツ、ジャイアンツ エンゼルスは引き留めに苦戦か 米メディア予測
■ド軍にとって最も厳しい競争相手
大谷獲得レースにパドレスが本気の参戦…。米紙『USA TODAY』のボブ・ナイチンゲール記者が先週末に報じた記事を受け、MLB公式サイトに続き、米スポーツサイト『Fan Nation』も「パドレスとドジャース、来冬にショウヘイ・オオタニを巡る争奪戦が予想される」と題し、記事を公開した。その冒頭で「ドジャースは次の冬にFAとなるショウヘイ・オオタニを追いかけるだろう。その際、最も厳しい競争相手となるのが同じナ・リーグ西地区のパドレスだ」とするナイチンゲール記者の言葉を紹介した。
両球団はナ西地区でライバル関係にあるが、戦績は圧倒的にドジャースが上回る。昨季のレギュラーシーズンは1位ドジャース、2位パドレスだったが、そのゲーム差は何と「22」。ドジャースはナ西地区を過去10年で9回制しているが、一方のパドレスは2006年以来優勝から遠ざかっている。
■給与水準で球界3位につけるパ軍
ただ、近年のパドレスは大型補強を敢行。マニー・マチャド、フアン・ソト、ジョシュ・ヘイダー、ブレイク・スネル、ダルビッシュ、ジョー・マスグローブらを獲得し、今オフもFA市場の目玉だったザンダー・ボガーツとの契約に成功した。
選手層の充実は結果にも表れ、昨秋のディビジョンシリーズではレギュラーシーズンで独走を許したドジャースを退け、リーグチャンピオンシップシリーズに勝ち上がった。ライバルに一泡吹かせたパドレスが、今度はレギュラーシーズン制覇を目論むのも当然で、その切り札として大谷獲得に乗り出す可能性は十分にある。
パドレスは現在、2023年シーズン向け給与水準でニューヨーク・ヤンキース、ニューヨーク・メッツに次ぐ球界3位につけており、大谷争奪戦に参加した場合でも他チームに負けない契約内容を提示できるはず。
さらにチームの主軸であるマニー・マチャドが今季終了後、現在の契約に対してオプトアウト(選手が自ら契約を途中で破棄する選択ができる契約解除)を行使する可能性が高く、同選手がこれを使った場合、パドレスはマチャドに費やすはずだった予算を大谷獲得に回すこともできる。ナ西地区のライバルが、大谷争奪戦でもライバルとなりそうな気配だ。
果たして、大谷とダルビッシュの共闘が実現するのか。日本のファンからすれば、ますます興味深い争奪戦となりそうだ。
◆「大谷翔平はドジャースにトレード」と米サイト 「賭けてもいい」と強気予想
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文●SPREAD編集部