【カタールW杯】「アルゼンチンは気が荒い」とクロアチア指揮官が釘を刺す 冷静さ保つよう呼びかけも | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【カタールW杯】「アルゼンチンは気が荒い」とクロアチア指揮官が釘を刺す 冷静さ保つよう呼びかけも

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【カタールW杯】「アルゼンチンは気が荒い」とクロアチア指揮官が釘を刺す 冷静さ保つよう呼びかけも
  • 【カタールW杯】「アルゼンチンは気が荒い」とクロアチア指揮官が釘を刺す 冷静さ保つよう呼びかけも

FIFAワールドカップカタール2022準決勝、クロアチアとアルゼンチンの一戦を前に両代表監督が公式会見に出席。意気込みを語った。複数の海外メディアが報じている。

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■選手のクオリティと個性を称賛

クロアチア代表のズラトコ・ダリッチ監督はまず、ベスト4進出の要因として「ハイレベルなクオリティと強い個性を発揮してくれた。それがなければ準決勝に進出できなかった」とし、選手たちを称賛。アルゼンチンについては「リオネル・メッシ率いる素晴らしいチーム。彼らはモチベーションが高いが、現時点では我々よりも大きなプレッシャーにさらされている」と語り、背負う重圧について見解を示した。

また、ダリッチ監督はイエローカード18枚が乱れ飛んだアルゼンチン・オランダの準々決勝についても触れ、感情的にならないように呼び掛けた。「オランダ戦のアルゼンチンはかなり気が荒く、サッカーに関係ない行動も多く、難しい試合だった。今回はそうならないことを心から願っている」。実は前回2018年大会でクロアチアとアルゼンチンはグループリーグで同組だったが、当時のアルゼンチン代表ホルヘ・サンパオリ監督は対戦後、ダリッチ監督との握手を拒否していた。この出来事も背景となり、アルゼンチンの気性について警告を発した形だ。

最後は「我々は相手を分析した。彼らのプレーは分かっている。彼らがどこでどう勝負をつけたいかも知っているし、そのための準備もしている」とアルゼンチン対策に抜かりがないことを強調した指揮官。2大会連続ベスト4入りという快挙を達成し、自信に満ち溢れていた。

■「時には衝突するのがサッカー」とアルゼンチン指揮官

一方、同じく会見に臨んだアルゼンチン代表リオネル・スカローニ監督は「タフな試合になると思うし、本当にいいチームと対戦する。クロアチアはきちんとしたチームで、チームとしてプレーしている」と分析。「彼らは特定のプレースタイルを持っている。それを変えるつもりはなく、我々に挑戦してくるだろう」と警戒した。

アルゼンチンは右SBゴンサロ・モンティエルと左SBマルコス・アクーニャの2人を出場停止で欠き、厳しい戦いも予想されるが、コンディションが心配されたロドリゴ・デ・パウルアンヘル・ディ・マリアは出場可能のようだ。

荒れたオランダ戦については「時には衝突するし、それが議論になる。それがサッカーだ」と意に介していない様子。冷静なゲーム運びを身上とするクロアチアと熱く激しいアルゼンチンの激突。ルカ・モドリッチとリオネル・メッシというバロンドール受賞者が対峙する点も含めて、見逃せない一戦となりそうだ。

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文●SPREAD編集部

《SPREAD》
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