【カタールW杯】「自分たちを信じなければならない」サウジに金星献上のメッシ、悲願のW杯制覇へ団結訴える | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【カタールW杯】「自分たちを信じなければならない」サウジに金星献上のメッシ、悲願のW杯制覇へ団結訴える

スポーツ 短信
【カタールW杯】「自分たちを信じなければならない」サウジに金星献上のメッシ、悲願のW杯制覇へ団結訴える
  • 【カタールW杯】「自分たちを信じなければならない」サウジに金星献上のメッシ、悲願のW杯制覇へ団結訴える

FIFAワールドカップカタール2022・グループC第1節が22日に行われ、FIFAランク3位アルゼンチンが、同51位サウジアラビアに1-2で敗れるという大番狂わせが生まれた。スーパースター、リオネル・メッシを擁する優勝候補が金星を献上し、ポーランド、メキシコが同居するグループCは混とんとしてきた。

◆識者が日本代表ドイツ戦を展望 カギ握る“バイエルンブロック”と19歳新星ムシアラ

■「我々は強い集団だ」とメッシがチームを鼓舞

アルゼンチンは前半10分、メッシがPKを決めて先制に成功。しかし、良かったのはそこまで。後半立て続けに失点し、結局1-2で逆転負け。歴史に残る大金星を献上する羽目になった。

メッシは試合後、「勝ち点3を得ることを期待していた。言い訳はできない。長い間、経験したことない状況になってしまった」と話し、チームとして実に37戦ぶりの黒星に肩を落とした。それでも「痛い敗戦だが、我々は自分たちを信じ続けなければならない。我々は強い集団だし、これまでもそれを示してきた。何が悪かったのか分析し、ポジティブなことに目を向けるんだ」と続け、次のメキシコ戦へ気持ちを切り替えていた。

米『TIME』誌によると、データ分析会社の調査でアルゼンチンの優勝確率はブラジル、フランスに続いて3番目。アルゼンチンの優勝確率が10.5%だったのに対し、サウジアラビアは0.06%で、その差は175倍。アルゼンチンがグループリーグを突破する確率は87%だったが、サウジアラビアは出場全32チーム中、コスタリカに次いで19%と最も低い確率だった。

■ハイラインでオフサイド連発

一方、ジャイアントキリングを達成したサウジアラビアだが、金星を挙げても不思議ではないサッカーを披露した。

シュート数わずか3本(アルゼンチン14本)で2ゴールというのは、ツキも味方したかもしれない。ただ、守備ラインを高く保ったディフエンスは確かに整備されており、アルゼンチン攻撃陣が最終ラインの裏を突くたびにオフサイドの旗が上がった。結局、奪ったオフサイドの数は10回(前半7回、後半3回)を数えた。アルゼンチンの強力アタッカー陣を恐れず、ラインを高く設定した賜物だった。

サウジアラビアのエルヴェ・ルナール監督は試合を振り返り、「アルゼンチンがファンタスティックなチームであることを忘れてはならない。彼らは南米王者だ」と敬意を表した上で、「これはサッカー。時には完全にクレイジーなことが起こることもある」と表現した。『TIME』はサウジアラビアについて、「4-4-1-1という革新的なフォーメーションで、有利と見られていたアルゼンチンに絶えずプレッシャーをかけた」と称賛した。

バロンドール7回受賞するなど数々の栄誉を手にしてきたメッシが、唯一辿り着いていないのがW杯制覇。35歳で迎えた今大会を「最後のW杯」と位置付けて臨んだが、いきなり伏兵に足元をすくわれてしまった。

◆識者が日本代表GSを展望 決勝T進出へ求められる森保監督の“大胆采配”と絶対的司令塔

◆【カタールW杯】日本代表、いよいよ明日対ドイツ初戦 0-2で敗戦が一番人気 WINNER予想

◆【カタールW杯】特集:日本代表の命運はいかに 対戦カード・日程・放送予定・結果一覧

文●SPREAD編集部

《SPREAD》
page top