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FIA世界ラリー選手権(WRC)第13戦「フォーラムエイト・ラリージャパン2022」10日、豊田市豊田スタジアムを中心に開幕し、9時からシェイクダウンが行われた。12年ぶりの大イベントを祝福するかのように秋晴れに恵まれる中、ドライコンディションのセッションで36台全車が走行した。
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■ラリーショーは17時スタート
トップタイムは2分4秒6のTOYOTA GAZOO Racingのエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)。2番手はティエリー・ヌービル(ヒュンデi20Nラリー1)、3番手に同じくトヨタのセバスチャン・オジエがつけた。母国凱旋の勝田貴元は9番手。
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10日午前、シェイクダウンの結果
午後の記者会見で地元開催となった勝田は「もちろん表彰台を狙います」と宣言。その上で「10年以上待った(ラリーに出場でき)幸せです。他のラリーよりももちろんプレッシャーを感じています。でも、プレッシャーは好き。特別に楽しみにしています」と興奮を表現。また、コースについても「ヨーロッパのコースと違いもあってすごく難しい。ツイスティーでカッティングもあり違うレベルのドライビングが必要」とその難易度を語った。
さらに「たくさんの方が移動中に旗を振って応援してくれて、散歩しているおじいさん、おばあさんが『一緒に写真撮って、応援してます』と言ってくれる。来年も再来年もよりいい大会にし、日本のモータースポーツの発展のためになるようにしたい。本当に感謝しています」と開催地への感謝も忘れなかった。
この後、16時から豊田スタジアムにおいてラリーショーが始まり開幕。セレモニアル・スタートを経て、17時から本戦がスタートする。
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文●SPREAD編集部