
今年の凱旋門賞馬・アルピニスタが27日に東京競馬場で行われるジャパンC(GI、芝2400m)に参戦予定と、海外競馬メディア『アジアン・レーシング・リポート』が報じた。
◆【凱旋門賞2022/動画プレーバック】重馬場にもがくタイトルホルダーを“持ったまま”抜き去るアルピニスタ
■勝てば褒賞金付きで賞金8億円
GI3勝のタイトルホルダーや日本ダービー馬・ドウデュースが参戦した今年の凱旋門賞でGI6連勝を決めた、あの芦毛の最強牝馬が日本のターフに姿を見せる。
同メディアは「プレスコットとアルピニスタがジャパンカップに参戦」という見出しで記事を掲載した。
今年の凱旋門賞は直前の雨の影響により10段階で7番目に重い「TRES SOUPLE」で開催。日本の高速馬場への適性が気になるところだが、記事によると管理するM.プレスコット調教師は「彼女は、凱旋門賞を走るまで硬い馬場を望んでいた」とし、同馬のベストパフォーマンスとして、芝2400m2分26秒15と欧州競馬としては速い時計で決着したサンクルー大賞を挙げている。
課題は長距離輸送とし、「28時間かかるので簡単ではない。輸送がうまくいかなければチャンスはない」と語っている。アルピニスタは17日にイギリスを出発し、フランクフルトを経由して19日には日本へ到着予定という日程も明らかにされた。
なお、今年からジャパンCは1着賞金が1億円増額の4億円になり、さらに同年の凱旋門賞馬(指定外国競走の勝ち馬で外国馬)が勝てば300万ドル(約4億4400万円)の褒賞金が付与される。日本馬は状態次第で秋の天皇賞馬・イクイノックス、昨年の日本ダービー馬・シャフリヤールらが参戦予定だ。
◆凱旋門賞“狂想曲”の行く末、関係者が口を揃えた敗因と対策 「超RIZINクラスの異種目」
◆【エリザベス女王杯2022予想/危険な人気馬】前走完勝の人気馬は“消し” 「逆転されるイメージしかない」
◆【エリザベス女王杯2022予想】過去10年データ・傾向、追い切り、枠順、出走馬、動画
文●SPREAD編集部