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セントラル・リーグ優勝決定から中1日が経た東京ヤクルト・スワローズと残り3試合で4位タイの阪神タイガースは、本拠地胴上げの余韻覚めやらぬ神宮球場で2連戦を行う。
今カードのポイントは、もちろん村上宗隆の56号と三冠王、阪神のCS進出だ。
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■9試合40打席ノーアーチ
注目の村上宗隆は13日の巨人戦(神宮)で2本塁打を放って以来、9試合40打席ノーアーチ。
計10四死球で出塁はしているが、ヒットは3本のみで打率.100(30打数3安打)と低迷している。それでも優勝会見で「もっともっとプレッシャーをかけて。押しつぶすくらいプレッシャーをかけてもらいたいなと思います」と力強い言葉を発した。
日本人最多記録を更新する56号アーチ、そして三冠王獲得ために大島洋平(中日)との差が5厘差と迫ってきた打率アップに意欲満々。今季の阪神戦は打率.282、7本塁打と相性は良い方ではないが、気持ちの変化による“優勝決定ブースト”に期待したい。
その村上を相手にする阪神。27日の試合で先発マウンドに上るのが、エース青柳晃洋だ。今季ここまで23試合に登板して12勝4敗、防御率2.07で現在、最多勝、最優秀防御率、最高勝率の投手三冠。ただ、8月2日の巨人戦を最後に7試合勝ち星なし(3敗)。1位タイの勝ち星も含めて他の投手との差は縮まっており、自身のタイトル獲得へ向けても大事なマウンドになる。今季対戦4試合で2勝1敗、防御率2.57というヤクルト相手に、自身8試合約2カ月ぶりの白星を狙う。
両者の今季の対戦成績は、12打席で10打数4安打1本塁打4三振2四球の打率.400。昨季も20打席で15打数8安打3本塁打、三振はなく5四球での打率.533と村上に軍配が挙がっているが、果たしてどうなるか。「村上 vs. 青柳」、様々な記録、タイトルがかかった野手三冠王と投手三冠王の対決から目が離せない。
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記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB