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残り9試合で貯金6の2位オリックス・バファローズと、残り13試合で貯金12、優勝マジック9が点灯している1位・福岡ソフトバンク・ホークスは、京セラドーム大阪を舞台にした“天王山3連戦”を迎える。ここで注目したいのは、やはり両軍の“主砲対決”だ。
◆清宮幸太郎を外し、ヤクルトが手に入れた「55」本塁打の村上宗隆
■好調を維持して挑む主砲2人
オリックスの吉田正尚は、今季ここまで打率.328、18本塁打、74打点。ソフトバンク戦は計22試合で打率.306、4本塁打、11打点。その成績以上にシーズン終盤を迎えて集中力を高めており10日のソフトバンク戦で15号弾を放てば、同12日の楽天戦で16号弾。翌13日は17号、18号と2打席連続弾を放ち、同16日の日本ハム戦は2本のタイムリーを含む3安打猛打賞。9月の13試合で打率.413、4本塁打、9打点をマークしている。
そして第1戦に先発予定の板東湧梧には今季対戦打率.500(4打数2安打、1本塁打)。“負けられない戦い”となる天王山でも必ず快音を響かせてくれるはずだ。
一方、ソフトバンクの柳田悠岐は、今季ここまで打率.274、20本塁打、71打点。オリックスを相手には前回11日の対戦で18号3ランを放つなど、今季17試合で打率.344、6本塁打、16打点の成績を残している。
投手別に見ると、第1戦に先発予定の山本由伸には今季対戦打率.222(9打数2安打、1本塁打)だが、第2戦での先発が予想される山﨑福也は打率.667(9打数6安打、1本塁打)と“カモ”にしている。9月は13試合で打率.286、4本塁打、12打点。9月15日、16日の楽天戦で2試合連続本塁打(19号2ラン、20号3ラン)を放ち、調子を上げ大阪に乗り込む。
オリックスは今季、吉田が本塁打を放てば12勝2敗1分。対するソフトバンクは今季、柳田が本塁打を放った試合は14勝5敗。果たして、「吉田 vs. 柳田」のどちらのバットが火を吹くのか。
天王山の行方を決める一撃になる。
◆熱パ首位攻防戦はソフトバンク柳田悠岐 vs. 西武・山川穂高の主砲対決に注目
◆得点圏打率上位の2人が勝負を決めるか、オリックス宗佑磨 vs. ソフトバンク牧原大成
◆ソフトバンクの救世主左腕・大関友久 vs. 楽天の4番・島内宏明が命運をわけるか
記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB