
借金1の3位・阪神タイガースと貯金9の2位・横浜DeNAベイスターズの3連戦は、京セラドームが舞台。首位・東京ヤクルト・スワローズの背中が見えてきた中、 “5番対決”に注目したい。
◆【今週の決戦】首位打者対決が命運をわけるか 日本ハム松本剛 vs. オリックス吉田正尚
■8月14勝2敗のDeNA5番が奇跡をけん引か
8連敗の後に4連勝で盛り返し中の阪神の5番打者は、大山悠輔。
今季ここまで96試合に出場して打率.257、22本塁打、73打点。8月に入って新型コロナ陽性で約2週間の離脱を強いられたが、前カードの8月19日からの巨人3連戦で戦列復帰を果たすと、2戦目に復帰後初安打、3戦目には4安打2打点の活躍を披露。
今季のDeNA戦は16試合で打率.176(4本塁打、8打点)と相性は良くないが、今カードから復帰予定の近本光司、上り調子のロハス・ジュニア、佐藤輝明の後ろに“ドッシリと座る”5番打者として、打線の大きな鍵を握る。
一方、本拠地17連勝中、8月14勝2敗と波に乗るDeNAの5番打者は、宮﨑敏郎だ。
今季ここまで87試合に出場して打率.318、8本塁打、33打点。8月に入っても安定した働きを続けると、先週1週間は6試合で打率.400(20打数8安打)で計3本塁打と爆発。調子を上げた状態で、今季16試合で対戦打率.345(1本塁打、5打点)と相性の良い阪神戦に臨む。3番・佐野恵太、4番・牧秀悟、6番・ソトと前後の打者も好調を維持している中で、宮﨑のバットがチームに大量得点を生む。
首位ヤクルトは8月6勝10敗で、DeNAと4ゲーム差、阪神とは9ゲーム差。「勝負の秋」を前にした京セラドーム決戦で、どちらのチームが“奇跡の逆転優勝”への挑戦権を得るのか。
両軍の5番打者、「大山 vs. 宮﨑 」が勝負の行方を大きく左右しそうだ。
◆首位攻防戦を占うは阪神・中野拓夢 vs. ヤクルト塩見泰隆のリードオフマン対決
◆ホーム14連勝中のDeNAを止めるは、ハマスタで打率5割の広島マクブルームか
◆大詰めの首位攻防戦は三冠王もかかる主砲対決・ヤクルト村上宗隆 vs. DeNA佐野恵太が鍵
記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB