
「Cygames presents RISE WORLD SERIES OSAKA 2022」が21日、大阪・エディオンアリーナ大阪 第1競技場で開催され、第16試合の「海人 vs. サモ・ペティ」は“SB(シュートボクシング)の最高傑作”こと海人がFFC-70kg級王者のサモ・ペティ(スロベニア)に延長の末、判定3-0で勝利。海人は連勝記録を「13」に伸ばした。
◆【実際の映像】海人、判定勝ちも悔しさ滲む表情 試合終了直後の1シーン
■海人「今日の試合で偉そうなこと言えない」
世界一を見据えて臨んだ「対世界」の初戦で、海人が強豪ペティに延長ラウンドの接戦の末、判定勝利した。
第1ラウンド、序盤から海人がカーフキックを連続で繰り出し圧力をかけてペティをじわじわとロープ際に追い込む。海人はペティの攻撃を冷静にブロックしながらかわし、パンチとキックを的確に決める。
第2ラウンドは海人が強烈なカーフでペティをぐらつかせる。その後ペティのローブローで一時休止。再開後はペティのパンチが当たる場面もあったが、海人はブロッキングでしっかり防ぐ。
最終ラウンドは、ペティが前に前にと積極的に距離を詰める。手数も多く、海人は試合序盤のように打撃をかわすことができない。鼻から出血もした海人は右を入れるも決定打とはならず。ペティは身体の強さを全面に出して巻き返しに成功、試合は延長戦に突入した。
延長戦は、海人が前進しながらカーフとローを繰り出し、ペティをロープ際に追い込む。ペティには第3ラウンドほどの勢いはなく、海人がボディや右パンチで攻め込む。しかしタフさを兼ね揃えたペティも意地を見せ最後まで応戦。結果は判定に持ち越され、判定3-0で海人が勝利した。
外国人選手ならではのタフさに“苦戦”した海人は、試合後のマイクで「今日の試合で偉そうなことは言えない、反省してます」とし、「この階級は自分が世界をとりにいきます。もっともっと期待してください」と締めくくった。
これで海人は2020年8月10日のロクク・ダリ戦から13連勝。さらに直近5試合では、6月の「THE MATCH」野杁正明戦を除き4試合でKO勝ちと、強さに磨きを掛けている。公開練習では世界最大のキックボクシング団体「GLORY」のチャンピオンとの対戦も希望しており、今後も“世界一”への挑戦から目が離せない。
◆【実際の映像】海人、判定勝ちも悔しさ滲む表情 試合終了直後の1シーン
◆【RISE WS 2022 OSAKA】原口健飛、GLORY世界王者ペットにリベンジならず 合計6ラウンドの“死闘”も決め手欠く
◆【RISE WS 2022 OSAKA/試合結果アーカイブ】8月21日 対戦カード、試合結果、中継情報一覧
文●工藤愛梨(SPREAD編集部)
海人選手 @0k8a2i1to 判定勝利です! #Cygames presents @ABEMA で視聴中 https://t.co/N8mHz2peYv #RISE_WS #最強RISE pic.twitter.com/mhJjNDzSKg
— RISE OFFICIAL (@RISE_2003) August 21, 2022