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3カード連続の勝ち越しで3位に浮上したオリックス・バファローズと8月3勝8敗で5位に順位を下げた千葉ロッテ・マリーンズとの神戸での2連戦。ローテ通りならば、17日の第2戦で「ヨシヨブvs. ロウキ」の初対決の実現するはずだった。
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■無双右腕同士の対決はいつ
オリックスの山本由伸は、今季19試合に先発して10勝5敗、防御率1.70。昨季の沢村賞右腕は今季も抜群の安定感でマウンドに立ち続け、6月18日の西武戦ではノーヒットノーランを達成。7月の2試合で失点が目立ったが、後半戦は3試合で1勝無敗、計22イニングを投げて1失点のみ。8月17日は自身の24度目の誕生日。今季対戦4戦4勝で防御率0.87とほぼ完璧に抑え込んでいるロッテ戦で、バースデー勝利が期待された。
一方、ロッテの20歳、佐々木朗希は、今季15試合に先発して6勝3敗、防御率1.96。今季のオリックス戦は、4月10日の完全試合を含めて3試合で3勝負けなし、防御率1.29に抑え込んでいる。オールスター明けの後半戦は2試合に登板して5回1/3を5失点、6回を3失点(自責2)で今季初の連敗を喫した。単調になったところを打たれたが、その修正を誓って今回のマウンドに臨む。
令和の時代に誕生した日本球界が誇る豪球右腕同士。普段はお互いをニックネームで呼び合うほど気心が知れた2人の投げ合いが実現すれば、初めてのこと。
「山本由伸 vs. 佐々木朗希」。この対決には多くのロマンが詰まっているが、しかし、残念ながらオリックスの今日の先発は、田嶋大樹。プロ野球ファンの楽しみは、ひと足先へと延ばされた形となった。「無双右腕対決」は、いつ実現するのか、心待ちにしたい。
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記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB