【K-1】現王者・軍司泰斗、圧倒KOでトーナメント制覇 “ネクスト武尊”へ「僕の絶対王者が始まる」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【K-1】現王者・軍司泰斗、圧倒KOでトーナメント制覇 “ネクスト武尊”へ「僕の絶対王者が始まる」

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【K-1】現王者・軍司泰斗、圧倒KOでトーナメント制覇 “ネクスト武尊”へ「僕の絶対王者が始まる」
  • 【K-1】現王者・軍司泰斗、圧倒KOでトーナメント制覇 “ネクスト武尊”へ「僕の絶対王者が始まる」

ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~K-1フェザー級世界最強決定トーナメント~」が11日、福岡国際センターで開催され、過酷なワンデートーナメントを第5代K-1 WORLD GPフェザー級王者・軍司泰斗が制した。

初戦、南米最強との呼び声も高いファク・スアレスと対戦した軍司は終始、パンチやヒザ蹴りをボディへ集め、判定勝ち。準決勝では、Krush王者・玖村修平と対戦。真っ向勝負でパンチを打ち込み、1ラウンドでKO勝利、順当に決勝戦へ進出した。

決勝で激突した19歳の斗麗(とうま)は、優勝候補の椿原龍矢、および”中国の武尊”ワン・ジュングァンをいずれも判定で下し、決勝戦へと上がって来た。両者は、今年4月にワンマッチで対戦、その際は接戦の末、軍司が延長判定勝ちを収めており、“完全決着”を目指しての再戦となった。

◆【実際の動画】軍司泰斗、コーナーに追い込み“オラオララッシュ”で世界最強決定トーナメント制覇!怒涛の12連発で新世代・斗麗を衝撃KO

■約4カ月ぶりの再戦で軍司が“最強証明”

1ラウンド、左右のスイッチで距離を取る斗麗に軍司は、一気に距離を詰め仕掛ける。すると、近距離からの離れ際で軍司が左フックをヒット、この一撃で斗麗がダウンを喫する。この攻撃について試合後、軍司は離れ際の打撃を狙っていたと振り返っている。

ダメージの残る斗麗をコーナーに詰める軍司はさらに相手を釘付けすると、パンチを顔面とボディへ連打。ここでレフェリー・ストップが入り、軍司が2度目のダウンを取る。最後は、相手のヒザ蹴りに対し右ストレートのカウンターをヒット。斗麗を打ち落とし、スリーノックダウンでKO勝ちとなった。勝利が決まった軍司は、コーナーに登り喜びを爆発させた。

マイクを持った軍司は「K-1王者の軍司泰斗です。これがK-1です。これからは僕の“絶対王者”の始まりです。武尊選手が休養してるということで‥‥K-1の次期エースに僕がいいんじゃないかと思ってるので、これからも最強を示していくので応援よろしくお願いします」とアピール。”NEXT K-1″のエースへ、軍司が世界最強を証明した。

試合後インタビューでは「試合前の練習は基礎をメインにやった。僕の武器と言えばパンチなので、ボクシングのトレーナーにも見てもらい上達してきたので、倒せた。その成果が出ている」と勝利の秘訣を語った。

■谷川聖哉、K-Jeeから2度のダウンを奪い”日本最強決定戦”を制す

セミファイナル「スーパーファイト/K-1クルーザー級/3分3R・延長1R」では、谷川聖哉が福岡大会3連続参戦のK-Jeeに3-0の判定勝ちを収め、日本人最強決定戦と銘打たれた一戦を制した。

試合は、序盤からオーソドックスの両者が、左右ローキックを蹴り合う。1ラウンド中盤、谷川が鋭いフックをK-Jeeに効かせる場面を作る。2ラウンド、谷川が右の奥足への蹴りで、遂にダウンを奪う。

3ラウンド、ダメージの残るK-Jeeに対して、谷川は臆せずローキック、左右のフックで攻め続け、左右のフックで2度目のダウンを追加。K-Jeeも意地で立ち続けたが、判定で谷川が圧勝する形となった。

■7冠王で地元福岡の石井一成、3ラウンド右ストレートで圧巻KO勝ち

第18試合の「K-1バンタム級/3分3R・延長1R」では、ムエタイを中心に合計7つのタイトルを獲得歴のある石井一成が、地元福岡で待望のK-1初参戦。藤田和希と対戦して、3ラウンドKO勝ちを収めた。

蹴り足のキャッチ禁止や掴みの反則など、ムエタイとは異なるルールにも関わらず、石井は1ラウンドからアグレッシブに攻め立てる。蹴り足キャッチキャッチの反則もなく、完全に適応した戦いを見せる。3ラウンドには飛びヒザ蹴りで、藤田を顔面出血させる。最後は、終了間際に豪快な右ストレートで圧巻のKO勝ちを収めた。

6月の『THE MATCH 2022』を経て、カリスマ・武尊がベルトを返上。次のスター誕生が求められる中、”NEXT K-1″と銘打たれ、開催を迎えた福岡大会は、熱戦に次ぐ熱戦で、観戦したファンにとっても記憶に残る1日となったに違いない。トーナメントを制覇した軍司、セミファイナルで勝利した谷川や初参戦の石井など、次のスター候補が少しずつ浮き彫りになってきた。

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文●吉田崇雄

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