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貯金6で終えた首位ターンを決めた福岡ソフトバンク・ホークスと貯金5の2位・埼玉西部ライオンズの首位攻防戦は、PayPayドームでの重要な後半戦最初の3連戦。ここではもちろん “主砲対決”に注目したい。
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■オールスターでは両打者ともに本塁打を放つ
ソフトバンクは柳田悠岐の爆発に期待だ。
前半戦は70試合に出場して打率.276、13本塁打、48打点。開幕から本調子ではなかった中でも奮闘を続けると、7月は16試合で月間打率.371(62打数23安打)と急上昇。前半戦最後の一戦ではチームは敗れたが2打席連続本塁打を含む4打数4安打の固め打ちを披露した。オールスターでも第2戦で本塁打を放ってMVPを受賞。この勢いを後半戦最初のカードに持ち込めるか。
一方、西武の注目は山川穂高だ。
前半戦は79試合に出場して打率.267、29本塁打、58打点で本塁打王を独走中。しかし、6月は月間打率.211、7月も月間打率.188と下降線。本塁打こそ6月7本、7月5本で打ててはいるが、調子自体は良くない。しかし、オールスターでは第1戦で本塁打を放って実力を再アピール。“休養”を経て、後半戦から調子を取り戻すつもりだ。
今季の両チームの対戦成績は、ソフトバンクが7勝3敗1分とリード。柳田は西武戦で打率.333で1本塁打、山川はソフトバンク戦で打率.280で3本塁打。オールスターでも本塁打を放った両主砲が、首位攻防戦の中でアーチを放てるか。「柳田vs. 山川」の対決の結果が、勝敗を大きく左右する。
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記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB