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北九州とPayPayドームで行われる福岡ソフトバンクホークスと東北楽天ゴールデンイーグルスのAクラス同士の2連戦は、成長を続ける救世主左腕と充実の夏を迎えている鷲の4番の対決に注目だ。
◆ソフトバンクは“変革期”でも充実の布陣 投打でネクストブレイク候補多数
■対照的な両者の相性
ソフトバンクで今季、期待を大きく上回る活躍を見せている投手が、プロ3年目の大関友久。
昨季は中継ぎのみで12試合に登板して防御率2.35だった左腕は今季、ここまで16試合(先発13試合)に登板して2完封を含む6勝(4敗)を挙げ、防御率2.27。対楽天戦は4試合(先発3試合)で1勝1敗、防御率1.71の成績を残している。前回7月12日のオリックス戦では6回1/3を9安打4失点で負け投手となったが、そこから立て直し、今カードでの前半戦最終登板でのシーズン7勝目が期待される。
一方、楽天の注目は4番の島内宏明。
今季ここまで82試合で打率.289、6本塁打、40打点の成績だが、夏を迎えて調子を上げ、7月は13試合でリーグトップの月間打率.391をマークし、2本塁打、9打点の好成績。今季のソフトバンク戦は対戦打率.250と同一リーグ内でもっとも相性が悪いが、前回対戦した7月7日の最終打席で2塁打を放っており、いいイメージを持って今カードに挑むことができる。
この両者の直接対決は、今季9打席で5打数無安打、4四球1三振。大関が1軍デビューした昨季は4打席で4打数無安打の1三振。通算9打数無安打の打率.000で、大関からすれば“お得意様”、島内からすれば“天敵”である。
果たして大関が今カードでも被安打ゼロを継続するのか、それとも島内が意地の一打を放つのか。「大関vs. 島内」の対決に注目したい。
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記事提供:ベースボール・タイムズ
データ提供:野球DB