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貯金8で首位に立つ福岡ソフトバンク・ホークスと借金3の5位・オリックス・バファローズはPayPayドームでの3連戦を迎える。1位から5位までゲーム差5.5の混戦模様の中で、ソフトバンクは“堅首”できるのか。
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■今季の対戦は6打数1安打と宮城大弥に軍配
注目したいのは、今カードでの先発が予想されるオリックスの宮城大弥だ。
高卒2年目だった昨季、23試合に登板してリーグ2位の13勝(4敗)、防御率2.51をマークして優勝に貢献した左腕だが、今季はここまで14試合で6勝4敗、防御率3.65と波に乗り切れていない状況。それでも対ソフトバンクの成績を見ると、今季3試合で2勝無敗、防御率1.86の好相性。プロ1年目は対戦がなく、2年目の昨季は3試合で1勝0敗、防御率1.80という成績を残しており、プロ通算で対ソフトバンクには6試合で3勝を挙げ、無敗を誇っている。
その“ホークスキラー”に今度こそ土を付けられるか。
ソフトバンク打線の中で「宮城攻略」のキーマンになるのが、柳田悠岐だ。
宮城との対戦を振り返ると、昨季は8打数5安打1本塁打で打率.625をマークしたが、今季は6打数1安打の打率.167に抑え込まれている。しかし、柳田自身は7月に入って27打数10安打の打率.370と調子を上げてきており、その勢いのまま宮城に対しての昨季の感覚を取り戻したいところだ。
連敗すれば一気に順位が変動する可能性がある夏休み突入を前にした福岡決戦。「宮城vs.柳田」の結果がゲームの勝敗、そしてカード全体の流れを決めそうだ。
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記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB