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楽天生命パークで迎える交流戦最終カードは、東北楽天ゴールデンイーグルス対読売ジャイアンツ。
ここまで交流戦7勝8敗同士の「負け越し」がかかる対決となる中、両チームの捕手“司令塔対決”に注目したい。
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■リーグ2位のベテラン捕手対決
楽天の司令塔はプロ17年目の34歳、炭谷銀仁朗。
今季ここまで57試合中45試合(スタメン40試合)に出場し、打率.213、1本塁打、8打点。攻撃面での貢献度は低いが、巧みなインサイドワークで投手陣をリードし、盗塁阻止率は12球団トップの.448を誇っている。巨人は2019年から昨年7月にトレードされるまで2年半を過ごした古巣。勝手知ったる打者を相手にどのようなリードを展開するのか着目したい。
一方、巨人の司令塔として名前を挙げたいのが、プロ9年目の33歳、小林誠司だ。
今季はここまで64試合中28試合(スタメン19試合)に出場し、打率.161、0本塁打、3打点。6月に入って8試合中6試合に先発出場しているが、17打席連続無安打中と深刻な打撃不振が続いている。昨季の楽天戦3試合は出番なしに終わったが、6月に入ってスタメン起用が増えているだけに、投手陣をリードしながら攻撃面でも貢献したいところだ。
昨季の交流戦は巨人が2勝1敗と勝ち越しに成功したが、今季はどうだろう。楽天がパ・リーグ2位、巨人もセ・リーグ2位と上位に付けているが、交流戦では7勝8敗同士。
交流戦の勝ち越しもかかった最終カードにおいて、リーグ2位同士の直接対決は、「炭谷vs. 小林」の元同僚のベテラン捕手が鍵を握りそうだ。
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記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB