
交流戦5カード目で、ここまで7勝5敗の福岡ソフトバンク・ホークスと8勝4敗の阪神タイガース、ともに交流戦で貯金を作っている両チームが対戦する。
その中で話題となっているのが、アイドルグループももいろクローバーZのファン同士の“モノノフ対決”だ。
ももクロ・ファンは「モノノフ」と呼ばれるものの、もとはと言えば「武士(もののふ)」。つまり侍対決だ。
6月7日の第1戦で実現することになった。
◆【今週の決戦】大激戦・昨季日本シリーズの顔合わせ 鍵はオリックス福田周平vs. ヤクルト塩見泰隆
■佐藤輝明が優勢なのか……
ソフトバンクの「モノノフ」は、右腕・石川柊太。
プロ9年目の今季は8試合に先発して2勝1敗、防御率2.93。4月26日の西武戦を最後に4試合白星なし(0勝1敗)で、投球内容も防御率5.12と苦しんでいるが、不振の5月から6月初登板で気分を一新。昨年交流戦で対戦して6回8安打5失点で敗戦投手となった阪神相手にリベンジを誓う。
一方、阪神の「モノノフ」は、もちろん佐藤輝明だ。プロ2年目の今季は59試合に出場して打率.276、12本塁打、31打点をマーク。交流戦では12試合で打率.227、2本塁打、7打点だが、9試合連続安打中と調子は悪くない。そして今回の舞台であるPayPayドームでは、今年3月のオープン戦2試合で2本塁打を含む6打数5安打5打点と大暴れした。チームも5連勝中と勢いに乗る中、自身もいいイメージを持って福岡に乗り込む。
過去の両者の対決は、昨年の交流戦で対戦して3打数2安打と佐藤が“勝利”。昨年、今年のオープン戦での対戦も含めると、佐藤が通算7打数4安打という成績を残している。果たして今回はどうなるか。
両チームともに交流戦優勝の可能性も残した中で迎える今回の「石川vs佐藤」の“モノノフ対決”の軍配の行方はいかに。
◆ソフトバンクは“変革期”でも充実の布陣 投打でネクストブレイク候補多数
◆阪神、守備に課題も若手充実 矢野監督は守護神と4番を確立できるか
◆ファーム2冠の巨漢大砲や“ゴジラの後継者”に期待 2022年のブレイク野手候補一覧
記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB