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交流戦3カード目、ここまで1勝5敗と黒星先行の広島カープと3勝3敗の勝率5割の北海道日本ハム・ファイターズとの対戦の中で、両チームの“絶好調男”が勝負の鍵を握りそうだ。
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■ともに1993年生まれの2人に注目
広島で快音を連発しているのが野間峻祥。
野手キャプテンにも就任したプロ8年目の29歳は開幕当初こそベンチスタートで4月6日に登録抹消となって2軍暮らしが続いたが、5月19日に1軍復帰を果たすと、そこから10試合で44打数18安打の打率.409をマーク。規定打席不足ながら今季通算打率.383としている。そして交流戦に限ると、全6試合でヒットを放っており、26打数11安打の打率.423と数字はさらに上昇。
その野間の交流戦打率を上回っているのが、日本ハムの松本剛。
BIGBOSS新庄剛志監督の下でブレイク中のプロ11年目は、開幕戦から安打量産で4月を打率.418で終えると、5月以降も好調をキープして現在、リーグトップの打率.383。そして交流戦では、25日、26日のヤクルト戦で2試合連続アーチを放つなど、6試合で25打数12安打の打率.480をマークしている。
1993年1月28日生まれの野間と1993年8月11日生まれの松本。ともにプロ入り後の不振、苦難を乗り越えて30歳手前で快音連発の時を迎えているが、果たしてどちらの“打撃開眼”が本物なのか。
交流戦首位打者争いとも重なる「野間vs松本」のバット対決に注目だ。
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記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB