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第89回日本ダービー(GI、芝2400m)の枠順が26日、JRAより発表された。
皐月賞を5番人気で制したジオグリフは7枠15番、東京スポーツ杯2歳S以来の直行で同2着のイクイノックスは8枠18番、朝日杯フューチュリティS覇者で同3着のドウデュースは7枠13番、共同通信杯を制し同4着のダノンベルーガは6枠12番に入った。
また、京成杯勝ちから皐月賞6着のオニャンコポンは4枠7番、ホープフルS勝ちから同13着と大敗したキラーアビリティは8枠16番に入った。
ここでは過去10年データから、予想のヒントになる「枠順傾向」を分析していく。
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■「7枠」は人気に注目
1番人気が予想されるイクイノックスと、キラーアビリティ、ロードレゼルが入った8枠は【1-0-1-28】勝率3.3%、連対率3.3%、複勝率6.7%となっている。先週のオークスも8枠18番のスターズオンアースが優勝しているが、日本ダービーに限ると2018年に5番人気のワグネリアンが優勝して以来、馬券に絡んでいない。ただ、同枠で1番人気に推され勝利しているのが、2001年のジャングルポケット、94年のナリタブライアン、91年のトウカイテイオーと名馬のみとなっている。勝利して名馬と並ぶことができるか注目したい。
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また、2番人気が予想されるダノンベルーガと、ジャスティンロックが入った6枠は【1-3-2-14】勝率5.0%、連対率20.0%、複勝率30.0%と複勝率トップタイの成績となっている。昨年は9番人気のステラヴェローチェが3着に、2020年の2番人気サリオスが2着と2年連続して馬券に絡んでいる。
3番人気が予想されるドウデュースと、デシエルト、ジオグリフが入った7枠は【1-1-2-25】勝率3.4%、連対率6.9%、複勝率13.8%となっている。ただ、同枠で2番人気以内推された場合は、【1-1-1-1】と複勝率が75.0%と跳ね上がっている。当日、2番人気以内までに推されるか注目したい。
唯一、優勝が無い4枠にはオニャンコポンとビーアストニッシドが入った。2018年に16番人気のコズミックフォースが3着に入り3連単285万6300円となった波乱のレースの一翼を担ったが、そもそも1986年の第53回から昨年まで同枠から優勝馬は1頭もいない。2010年に1番人気に推されたヴィクトワールピサは3着だった。データを見る限りでは、頭とすることはお勧めできない。
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文・SPREAD編集部