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3歳牝馬限定のフェアリーSは、過去10年で1番人気が【1-1-0-8】。昨年も1番人気のテンハッピーローズは4着に敗れ、3→8→6番人気の決着で3連単は12万220円を記録した。
波乱を演出しているのが、前走・未勝利または新馬組で、昨年は上位3着まで独占。今年は未勝利組が5頭、新馬組も5頭と該当馬が多く、レース内容の見極めが「穴馬」発掘のポイントとなる。
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■ニシノラブウインク
初勝利に5戦を要したが、3戦目に後の2歳女王・サークルオブライフにあたるなど、ここまで骨っぽい相手に善戦が続いた馬。
デビュー時からテンションの高さに課題を残していたが、前走はレースに行くとしっかり折り合い、最後は外を回って先に抜け出した2着馬とのマッチレースを制した。
使える脚が短い印象で、東京から直線の短い中山へのコース替わりはプラス材料となる。半姉のニシノアカツキは2014年のフェアリーS10番人気2着。姉同様に穴を開ける雰囲気はある。
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著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。会心の的中はキセキが制した2017年菊花賞の3連単55万9700円。