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FIA世界ラリーレイド選手権(W2RC)開幕戦、「ダカール・ラリー2022」は3日、ループ・コースのステージ1Bで競ったハイルを後にし、アル・アルタウィヤを目指した。このステージ2では世界ラリー選手権(WRC)において9度のチャンピオンを獲得したセバスチャン・ローブが「絶対王者」と呼ばれた速さを発揮、3時間25分で走破し、最速タイムをマーク。3分28秒遅れてTOYOTA GAZOO Racing (TGR)のナッサー・アルアティアが2位でフィニッシュ、総合では首位を堅持した。
◆【ダカール・ラリー/2日目プレーバック】トヨタのナッサー・アルアティヤが2日目のステージ1Bを首位でフィニッシュ 2022年世界ラリーレイド選手権初戦
■スタートからノートラブルで首位キープ
BRXハンターT1+を駆るローブは初日のステージ1Aでは5位、2日のステージ1Bでは2位とやや出遅れ気味だったものの、本格的なラリーレイドとなった3日の338km(総合走行距離は791km)でWRC王者らしい速さを存分に見せつけ、スタートからフィニッシュまでノートラブルで首位キープ。2019年以来となるステージ1位を決めた。
TGRのアルアティヤは一発の速さではローブに譲ったものの「砂漠の王」と呼ばれる堅実な走りで、しっかりフィニッシュ。総合では6時間59分21秒で、ローブに9分16秒差とわずかながらマージンを守っている。
前日、大きなトラブルに見舞われたアウディはこの日、復活を見せ、カルロス・サインツ・シニアがトップから5分52秒差の3位に、前年度の覇者ステファン・ペテランセルも4位につけた。ペテランセルはステージ1Bでゴールできなかったため16時間のペナルティを背負っての戦いとなるが、今後どこまで追い上げを見せるかも、ラリーレイドの醍醐味だ。
ステージ2結果(3日目)
1. SEBASTIEN LOEB/FABIAN LURQUIN (BAHRAIN RAID XTREME) 3h 25m00s
2. NASSER AL-ATTIYAH/MATTHIEU BAUMEL (TOYOTA GAZOO RACING) + 3m28s
3. CARLOS SAINZ/ LUCAS CRUZ (TEAM AUDI SPORT) + 5m52s
4. STÉPHANE PETERHANSEL/ EDOUARD BOULANGER (TEAM AUDI SPORT) + 7m56s
5. NANI ROMA/ALEX HARO BRAVO (BAHRAIN RAID XTREME) + 08m02s
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文・SPREAD編集部