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総合格闘技イベント「Yogibo presents RIZIN.33」は31日、さいたまスーパーアリーナで開催され、第13試合の「那須川天心 vs. 五味隆典」が行われた。結果は2ラウンドで勝敗つかずドロー。
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■神童vs.火の玉ボーイの打ち合い
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(C)RIZIN FF
神童がラストマッチで、13.3キロの体重差がある火の玉ボーイと壮絶に打ち合った。元PRIDE王者・五味が繰り出す大ぶりのフックに、スピードで応戦する那須川。一発当たれば威力のある五味のパンチだが、那須川はボクシングのステップで巧みにかわす。
迎えたファイナルラウンド、五味のフックが那須川の顔面を捕らえる。残り1分、近距離での打ち合いが始まり、那須川を追い込む。しかし、ここでゴングが鳴り、試合が終了。天心ラストマッチはドローに終わった。
試合後、マイクを取った那須川は「僕はずっとRIZINが大好きで……」と声を詰まらせ、大粒の涙を流し、改めてRIZINの卒業を告げた。
■2022年、武尊と最強決定戦へ
那須川は2016年大晦日にRIZINデビューを果たし、MMAルールで1ラウンド2分47秒、パウンドによるKO勝ち。2017年大晦日には「RIZIN KICK ワンナイトトーナメント」で優勝を決め、2018年9月「RIZIN.13」には堀口恭司との“世紀の一戦”で3-0の判定勝ちを収めるなど、5年にわたりRIZINを牽引してきた。那須川は14戦無敗のままRIZINのリングを去る。
試合後、2022年6月に対戦するK-1王者・武尊が登場。リングに上がった武尊は「日本格闘技界で最高の試合をして勝ちます」とコメントし、続けて「6月は最高の果たし合いをしましょう」と完全決着を望んだ。武尊に言葉を向けられた那須川は「これは僕から始めた戦い。絶対に勝ちます」と力強く語り、リングを後にした。
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(C)RIZIN FF
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文・SPREAD編集部