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広告代理店の株式会社博報堂DYメディアパートナーズ(HDY)は16日、広告やCMに起用する際の指標となる「アスリートイメージ評価調査」の総括特別編を発表した。
HDYは子会社である博報堂DYスポーツマーケティングおよびデータスタジアムの協力を得て、アスリートの認知度、好感度などを含む独自の29項目を設定しイメージを評価。首都圏と京阪神圏に在住の15歳から69歳までの男女に対し11月下旬にWEB調査を行い、有効回収サンプル数600からランキングを作成した。
◆【完全版】大谷、羽生、池江もランクイン 「アスリートイメージ評価調査」全11カテゴリーのランキング一覧
■「爽やかな」「親しみやすい」など独自視点のランキングも
ランキング項目は、今年活躍した男性アスリート、今年活躍した女性アスリート、来年活躍が期待できる男性アスリート、来年活躍が期待できる女性アスリートほか「爽やかな」アスリートや「親しみやすい」アスリートなど、広告代理店ならではの独自の視点からランキングが組まれている。
アスリートならではのランキングとして、「テクニックがある」アスリートでは、1位がマジョルカの久保建英、2位にロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平、3位はバドミントンの桃田賢斗、4位がフィギュアスケートの羽生結弦、5位に卓球の伊藤美誠と体操の橋本大輝が並んだ。アスリートにとって、実はもっとも評価を期待したい項目で、久保が堂々の1位となった点に着目したい。
また「リーダーシップがある」アスリートでは、1位にサッカー日本代表の吉田麻也、2位には東京五輪金メダリスト・ソフトボールの上野由岐子、3位は体操の内村航平、4位が卓球の水谷隼、5位に石川佳純が入り、オリンピックイヤーならでは結果と見ていいだろう。
「総合ランキング」においては、こうしたアスリートに加えて、大坂なおみ、八村塁など世界で活躍するアスリートがやはりランクイン。数多くの実力者を抑え、1位には大谷、2位には羽生、3位の水泳の池江璃花子がTOP3を形成した。
男女別も設定された全11カテゴリーにおいて、5カテゴリーで大谷が1位を獲得。MLBで投打に大車輪の活躍を見せた「世界の大谷」が、ここ日本でももちろん絶対的な存在感を見せたかたちだ。
◆【完全版】「爽やかな」「親しみやすい」など独自ランキングも要注目 「アスリートイメージ評価調査」全11カテゴリーの結果一覧
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文・SPREAD編集部