【プロ野球/セ・リーグ】二塁手、三塁手部門のベストナインはハイレベルな争い、投手は佐々木主浩以来の快挙なるか | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【プロ野球/セ・リーグ】二塁手、三塁手部門のベストナインはハイレベルな争い、投手は佐々木主浩以来の快挙なるか

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【プロ野球/セ・リーグ】二塁手、三塁手部門のベストナインはハイレベルな争い、投手は佐々木主浩以来の快挙なるか
  • 【プロ野球/セ・リーグ】二塁手、三塁手部門のベストナインはハイレベルな争い、投手は佐々木主浩以来の快挙なるか

ヤクルトがオリックスを破り、2012年の巨人以来となる日本一のペナントを奪還したセ・リーグベストナインは、各ポジションで熾烈な争いとなっている。

◆【パ・リーグ】ベストナインはハイレベルな外野手やスペシャリスト不在の指名打者に注目

■各ポジションの候補者は…

投手

規定回到達選手が9人、最多勝が13勝とややレベルの低い感もある投手部門は、最多勝、勝率1位(.684)の青柳晃洋(阪神)と最優秀防御率(2.20)、最多奪三振(168個)の柳裕也(中日)の争いか。先発という枠にこだわらなければ、ルーキーながら37セーブをマークし、防御率0点台(0.87)を記録した栗林良吏(広島)や50ホールドで日本記録を更新した清水昇(ヤクルト)なども候補となるが、リリーフ投手がベストナイン受賞となれば、1998年の佐々木主浩(当時横浜)以来の快挙となる。

捕手

規定打席に到達している候補者は、坂倉将吾(広島)、梅野隆太郎(阪神)、中村悠平(ヤクルト)の3人。坂倉はリーグ2位の打率.315をマークしたが、出場した132試合中、捕手での出場は53試合しかない。梅野は打率.225、守備でも盗塁阻止率.288とアピールに欠ける。チームの優勝に貢献したという意味で123試合に出場し、打率.279、2本塁打、36打点をマークした中村が選ばれる可能性もありそうだ。

一塁手

打率.275、17本塁打、70打点のビシエド(中日)と、打率.258、22本塁打、71打点のマルテ(阪神)と外国人2人の争いとなりそうだが、このポジションで57試合に出場している坂倉がこちらで選出されるかもしれない。

二塁手

ハイレベルな争いで、ルーキーながら打率.314、22本塁打、71打点をマークし、多くの新人記録と球団記録を塗り替えた牧秀悟(DeNA)と、打率.272、34本塁打、101打点でヤクルトのリーグ優勝の原動力となった山田哲人、さらに9度目のゴールデン・グラブ賞を獲得した菊池涼介(広島)もおり、いずれもベストナインから落とすには惜しい存在だ。

三塁手

二塁手と同様にハイレベルな争いの様相を呈す三塁手は、本塁打(39本)、打点(113打点)の二冠王に輝いた岡本和真(巨人)と、岡本と並ぶ本塁打王で打点もわずか1点差(112打点)の2位で山田とともにチーム20年ぶりとなる日本一の原動力となった村上宗隆(ヤクルト)が一騎討ちの様相だが、チームの成績を考えると、村上がやや優勢か。

遊撃手

ルーキーながら30盗塁で盗塁王に輝き、打率.273、1本塁打、36打点の成績を残した中野拓夢(阪神)と、プロ3年目で初の規定打席到達を果たし、打率.298、5本塁打、35打点をマークした小園海斗(広島)のフレッシュな争いになりそう。ベストナイン常連の坂本勇人(巨人)は打率.271、19本塁打、46打点と数字的には2人に見劣りしないが、不振のシーズンという印象は拭えないところだ。

外野手

打率.317で自身二度目の首位打者に輝き、38本塁打、88打点と打撃三部門でいずれも高い数字を残した鈴木誠也(広島)は当確。これに最多安打(178本)のタイトルを獲得するなどリーグ4位の打率.313、同2位の24盗塁を記録した近本光司(阪神)が続き、残る1枠をサイクル安打を記録するなど打率.278、14本塁打、59打点、21盗塁をマークし、リードオフマンとして優勝に貢献した塩見泰隆(ヤクルト)、さらにいずれも打率3割をマークしたDeNAの外野手の桑原将志オースティン佐野恵太ら3人が追う形だろう。

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記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB

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