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▼日本シリーズ対戦カード
■11/23〜25:オリックス vs ヤクルト(東京ドーム)
◆2戦目までに見えた両軍の“課題”を分析 東京ドームで流れを掴むためのカギとは
■両チーム、先発陣好調の流れが続くか
ヤクルトがホームの第3〜5戦は東京ドームで行われる。1勝1敗で終わった京セラドームでの2試合はいずれも1点を争う好ゲームとなり、先発した4投手全てがクオリティスタートの好投を見せた。第3戦以降に予想される先発は、ヤクルトが小川泰弘、石川雅規、高梨裕稔、オリックスは田嶋大樹、山﨑福也、山﨑颯一郎が有力か。
小川と田嶋は今季の交流戦で投げ合っており、小川が7回1失点で勝利投手となり、田嶋は5回6失点で敗戦投手となっている。石川はパ・リーグには少ない技巧派タイプの左腕で、今季の交流戦で2戦2勝。高梨は15年から18年まで日本ハムでプレーしており、オリックス戦の通算成績は先発、リリーフで16試合に登板して6勝2敗と相性が良かった。
山﨑福はヤクルト戦で先発、リリーフで3試合に登板して勝ち負けなし、山﨑颯は対セ・リーグの登板は初となる。リリーフ陣では、ヤクルトは初戦で2点リードを守れなかった守護神のマグガフがリベンジを果たせるか。オリックス守護神の平野佳寿はまだ登板がなく、初登板の内容が注目される。
打者では京セラドームでの2試合で、ヤクルトは主砲の村上宗隆が初戦で本塁打を放つなど、打率.375と好調で、今季の東京ドームでは打率.400、5本塁打と爆発の予感。対照的に山田哲人は打率.125、5三振と当たりが出ておらず、サンタナもノーヒットで、オリックス投手陣としては2人を眠らせたままにしておきたいところだ。
オリックスは、京セラ2試合で紅林弘太郎が打率.429、宗佑磨が打率.375と若手が好調。初戦にサヨナラ打を放った吉田正尚は今季東京ドームで打率.429をマークしており、初戦に代打本塁打を放ったモヤも、ここまでの2試合で打率.500とシリーズ男になりそうな気配がある。
(成績は11月21日時点)
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記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB