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ロサンゼルス・エンゼルスは22日(日本時間23日)、ニューヨーク・メッツのアーロン・ループを獲得したことを発表。ループは今季、65試合に登板し、6勝0敗で防御率0.95と安定した成績を残した。
今季、エンゼルスのチーム防御率は4.67とア・リーグ16チーム中12位と低迷。投手陣の再建が急務とされていた中、貴重な中継ぎ左腕の獲得に成功した。
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■大谷翔平の勝ち星にも影響も
ループは、左の変速サイドスロー投手、フォーシームを投じる割合が低く、シンカー、カッター、チェンジアップなどが持ち球。今季は被本塁打は1、被打率.192とメッツの中継ぎ陣を支えた。
エンゼルスは今季、リードしている場面で登板の多かったスティーブ・シーシェク(74試合登板、防御率3.42)、マイク・メイヤーズ(72試合登板、防御率3.84)の2投手が、大谷の勝ち星を消すなど打ちこまれるシーンも目立った。7月28日(同29日)のコロラド・ロッキーズ戦後には、地元紙「ジ・アスレチック」のブラム氏が「ブルペンの補強なしで勝ち続けることは難しい」とツイートするなどシーズンから中継ぎ陣が課題だった。
エンゼルスは16日(同17日)、メッツからノア・シンダーガードを獲得しており、積極的に投手陣を補強している。チームは大谷の「勝ちたい」という要望に向け補強の意志を示しており、救援陣の補強は「投手・大谷」の勝ち星にも大きく影響しそうだ。
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文・SPREAD編集部