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7日に東京競馬場で行われる第59回・アルゼンチン共和国杯(GII、芝2500m)の過去10年データを紹介する。
昨年の覇者オーソリティ、前走のオホーツクSを快勝しOP入りを果たしたアンティシペイト、前走の丹波Sで2着に好走するなど着実に力を付けてきたボスジラ、素質馬フライライクバードなどが出走予定だ。
ここでは予想のヒントになる「人気傾向」を分析していく。
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■1番人気は素直に信頼も
まず、過去10年の上位人気馬を読み解くと、1番人気は【2-2-1-5】で、勝率20.0%、連対率40.0%、複勝率50.0%と馬券には絡んでいるものの2勝しか挙げられておらず全幅の信頼は置けない。一方、2番人気は【4-0-0-6】と最多の勝利数を誇っており、単勝回収値も174%と優秀。3番人気は【3-1-5-1】と馬券圏外は19年ルックトゥワイス一頭のみ。そのルックトゥワイスも4着と掲示板内に好走しているように過去10年で一度も掲示板を外したことがない。今年も信頼してよいだろう。
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また、4番人気が【0-4-0-6】と勝ち星はないものの連対率はトップタイの数値を誇っており、16年アルバートや15年メイショウカドマツなど長距離に実績のある伏兵馬の好走が目立っている。
今回連覇を狙うオーソリティの1強となりそうだが、他は混戦模様となりそうなだけに、過去10年の人気傾向からも最も良績を集めている3番人気を素直に信頼し、2番人気の勝利も想定しておくことが馬券攻略のヒントとなりそうだ。
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文・SPREAD編集部