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▼セ・リーグ対戦カード
■10/28:広島 vs DeNA(マツダスタジアム)■10/29:広島 vs ヤクルト(マツダスタジアム)■11/1:ヤクルト vs 広島(神宮)
▼パ・リーグ対戦カード
■10/29〜30:ロッテ vs 日本ハム(ZOZOマリンスタジアム)
◆大躍進ヤクルトが警戒すべきは「捨て身の巨人」 理論派OB・秦真司が警鐘を鳴らす“CSの落とし穴”
■セ・リーグは投打のタイトル争いに注目
セ・パ両リーグの優勝チームが決まり、順位が決まっていないのはパ・リーグの5、6位のみ。注目は個人タイトル争いで、特にセ・リーグの打撃タイトルはまだまだ予断を許さない状況だ。
まず首位打者争いは、直接対決が残っている広島勢とDeNA勢の争いとなる。27日終了時のトップが鈴木誠也(広島、.318)で、2位の坂倉将吾(広島、.314)が僅差で追う。2人に続くのが4位の牧秀悟(DeNA、.312)で、5位の桑原将志(DeNA、.309)はやや苦しいか。
鈴木は本塁打王争いでもトップの村上宗隆(ヤクルト、39本)、岡本和真(巨人、39本)と1本差の3位につけており、さらに今季のDeNA戦では対戦打率.321、4本塁打、ヤクルト戦でも同.385、7本塁打をマークしているだけに、二冠獲得もありそうだ。坂倉もヤクルト戦は今季同.406と得意にしており、逆転もありえる。首位打者争いのダークホースは牧で、直近の8試合で猛打賞3度を含むマルチ安打7度と絶好調だが、広島戦は今季対戦打率.276とカード別では低い部類に入る。
打点部門で1位の岡本(巨人、113打点)に1点差の村上は、今季の広島戦では対戦打率.241、4本塁打とやや苦手なカードだ。
投手部門でタイトル争いに絡む選手が広島の九里亜蓮で、1勝すればリーグトップの青柳晃洋(阪神、13勝)と並んで最多勝のタイトル獲得となる。
パ・リーグは、5位西武とゲーム差なしの日本ハムが、1勝1分以上なら5位に浮上する。
ロッテのレアードはタイトル獲得の可能性を残しており、打点、本塁打部門でいずれも2位につけているが、トップの島内宏明(楽天、96打点)と2点差の打点部門はともかく、本塁打部門では杉本裕太郎(オリックス、32本塁打)に3本差。残り試合数を考えると厳しい状況であるだけでなく、今季の日本ハム戦は対戦打率.217、8打点と相性は今ひとつと言わざるを得ない。
(成績は10月27日時点)
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記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB