【ピックアップ2歳馬】規格外の末脚で「アーモンドアイの再来」か 初戦圧勝のプレサージュリフトに最高評価 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ピックアップ2歳馬】規格外の末脚で「アーモンドアイの再来」か 初戦圧勝のプレサージュリフトに最高評価

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【ピックアップ2歳馬】規格外の末脚で「アーモンドアイの再来」か 初戦圧勝のプレサージュリフトに最高評価
  • 【ピックアップ2歳馬】規格外の末脚で「アーモンドアイの再来」か 初戦圧勝のプレサージュリフトに最高評価

夏競馬でソダシやヨカヨカ、レイハリアが活躍し、スプリント路線から中距離路線までの「勢力図」を塗り替えつつある現3歳世代。そんな「黄金世代」に負けず劣らずの将来性を秘めた2歳馬たちが続々とデビューし、早くも来春のクラシック候補と呼べる素質馬も勝ち上がってきた。2歳重賞も本格化してきた今、各馬の実力を分析することは馬券攻略のヒントにもなる。

今回は先週の2歳戦(芝、ダート)の結果を踏まえ、東西の注目すべき全5頭をピックアップして分析する。

◆【ピックアップ2歳馬】ホープフルS最有力候補は「紫菊賞」の覇者リブースト 持ったままの圧勝劇に最高評価「星5」

■ハイレベルのアイビーSから2頭がランクイン

プレサージュリフト

★★★★★牝 (美)岩戸孝樹父:ハービンジャー 母:シュプリームギフト

短評:10月24日メイクデビュー東京(芝1600m)に出走。大外枠から一歩出遅れたスタートで、道中は後方13番手から競馬を進めた。特に折り合いを欠くこともなくスムーズに後方から追走し、直線に入ると即加速。持ったままで上がり最速となる33秒3の末脚を繰り出し3馬身差の勝利となった。ハービンジャー×ディープの血統で3歳牝馬オールアットワンス(アイビスSD優勝)が近親にいることからも早期の活躍に期待がかかり、現状はスピードに特化しているものの折り合い面の優秀さをみると距離は延びても大丈夫だろう。タイム差はあるものの、33秒3の末脚は同時期(2歳未勝利)のアーモンドアイ(33秒5)と比較しても遜色はない。綺麗な走法、競馬センスの持ち主で現状では桜花賞の最有力候補の一角。今後も注目だ。

グランシエロ

★★★★★牡 (美)武井亮父:ハーツクライ 母:サイマー

短評:10月23日アイビーS(芝1800m)に出走。ゲートの出が悪く気の悪さをみせながら進んだ道中だったが、溜めたパワーを開放するかのような目の覚める末脚で勝ち馬のドウデュースにクビ差まで迫る2着となった。ゲートはデビュー戦から3戦連続で遅れてしまっているが、今回もメンバー唯一の33秒台の上がりを使っているだけに末脚は世代ナンバーワンなのではないか。大きな歩幅の走法に変わってきていることに加え、後肢の力がパワーアップしてきた印象もある。500キロを超える雄大な馬体の持ち主で、血統は異なるもののブラストワンピースと馬体や走法が似ているためダービーあたりで注目したい一頭。

リアド

★★★★☆牡 (栗)友道康夫父:ディープインパクト 母:タイタンクイーン

短評:10月24日メイクデビュー阪神(芝1800m)に出走。好スタートから道中は3番手に構えて脚を溜めるかたちで競馬を進めた。4コーナー手前で鞍上が促すと、即座に反応し上がり最速となる33秒5の末脚で直線抜け出し、快勝した。ゴール付近で右へ左へとヨレながら末脚を伸ばしていたが、気性面と筋肉のバランスさえ整えば距離が延びても大丈夫だろう。手前の変え方からも右回りより左回りで能力を発揮しそうなだけに、この馬がダービーに駒を進めてくるようなら注目したいところだ。

ドウデュース

★★★☆☆牡 (栗)友道康夫父:ハーツクライ 母:ダストアンドダイヤモンズ

短評:10月23日アイビーS(芝1800m)に出走。好スタートから3番手に構え競馬を進めた。道中は力む場面も見受けられ、鞍上が手綱を抑えながらの追走となったが、直線に入ると一気にギアチェンジ。上がり3F34秒0と持続性のある末脚で勝利した。他馬と併せると嫌がる素振りを見せることからも精神的にはまだ幼い一面を覗かせるが、プラス12キロで勝ち切る才能と成長力は高く評価できる。次走は朝日杯FSあたりになるだろうが、癖を把握した武豊騎手が連続騎乗するのであれば注目したい。

スクルトゥーラ

★★★☆☆牝 (美)鹿戸雄一父:ロードカナロア 母:カービングパス

短評:10月23日メイクデビュー東京(芝1400m)に出走。外枠から五分のスタートを切り、外目で逃げ馬を見るかたちの7番手に控えて競馬を進めた。3コーナー過ぎたあたりで徐々にペースを上げ、直線に入り鞍上がムチを一発入れると首をグイっと下げる力強い走法に変わり、2着馬に1.5馬身差をつける勝利となった。近親にコディーノ、チェッキーノがいる血統だが、父がロードカナロアになったことで末脚のキレに特化した印象もある。424キロの小柄な牝馬だが成長を促せば将来的に大きなタイトルをとりそうな一頭。今後も注目だ。

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文・SPREAD編集部

《SPREAD》
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