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ヤクルト・村上宗隆は、全試合に4番として出場するなどチームに大きく貢献している。21日の広島戦では、2安打4打点と活躍した。ここまで3試合連続ヒットと好調で、優勝に導く価値ある一打を放ちたいところ。
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■打撃タイトル2冠も視野に
ペナントレースもいよいよ最終局面に突入。10月25日終了時点で優勝マジック2としている首位ヤクルトは、残り3試合で2勝すれば2位阪神の勝敗とは無関係に自力での優勝が決まる。その鍵を握るのは、やはり不動の4番、今季140試合で打率.279、39本塁打、112打点をマークしている村上宗隆だ。
ヤクルトの残り3試合は、DeNA戦1試合(26日:横浜)、広島戦2試合(29日:マツダ、1日:神宮)。今季の村上の対戦チーム別成績を見ると、DeNA戦は打率.284、6本塁打、17打点とまずまずだが、広島戦は打率.241、4本塁打、19打点で対セ・リーグ球団の中で最も対戦打率が低くなっている。対戦投手別に見ると、26日の試合に先発予定のDeNA・今永昇太には打率.333(6打数2安打1本塁打)。広島の投手陣では、森下暢仁に打率.214(14打数3安打)と苦手としているが、大瀬良大地には打率.444(9打数4安打)、九里亜蓮にも打率.400(5打数2安打2本塁打)の好相性。誰が先発するかで村上のスイングの勢いも変わってきそうだ。
さらに優勝争いとともに注目なのが、個人タイトル争い。10月25日時点で村上は本塁打が1位タイ、打点は2位につけている。1位の岡本和真は今季全試合を消化済み。残り3試合で「優勝」に加えて「2冠王」を狙う村上のバッティングに注目したい。
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(成績は10月25日時点)
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記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB