
スペインリーグ(1部)の2021-2022シーズンが先週末に開幕した。
レアル・マドリードからマジョルカに期限付き移籍した日本代表MF久保建英は現地14日、ホームで行われたベティスとの一戦に途中出場。背番号17を背負いピッチに立った久保は、直接FKを蹴るなどホームのファン・サポーターを沸かせた。
チームに合流してからわずか4日での出場だったが、好スタートを切った。試合は1-1で引き分けにおわった。
◆五輪代表GK・谷晃生「悔しさはピッチでしか晴らせない」早くも24年のパリ五輪へ向けた代表争いがスタート
■得意のドリブルでチャンス作る
後半16分、背番号17の真新しいユニフォームに身を包んだ久保がピッチに入ると、本拠地ソン・モイシュのボルテージは最高潮に達した。久保は左サイドでプレーし、その声援に応えるように躍動。後半27分からはポジションを右サイドに移し、得意のドリブルで存在感を発揮した。
襲い掛かってきた強烈なタックルをかわし、前へ前へと進むと、もう相手はファウルで止めるしかなかった。自らの仕掛けで得た直接FKのキッカーを任されたが、ボールはバーの上に外れた。
久保はU-24日本代表として、6日に行われた東京五輪3位決定戦に出場。その後すぐにスペインへ渡り、11日にはレアル・マドリードからマジョルカへの期限付き移籍が発表された。
慌ただしくこの日の開幕戦を迎えたが、準備期間が少なく連係不足は否めなかったが、五輪の疲れを感じさせないプレーを披露した。
■ガルシア監督「タケはすでに良い状態」
マジョルカの公式サイトは、ルイス・ガルシア監督のコメントを紹介。それによると、「タケはフィットしている。すでに良い状態だ。彼はここに来てまだ数日しか経っていないが、私の考えでは、右サイドでも中央でも、彼が最も快適に感じられるポジションでプレーしてほしいと思っている」と話し、「彼はチームの重要な一員になるだろうし、我々に多くのものを与えてくれるだろう」と期待を語った。
2019-2020シーズンもレアル・マドリードからの期限付き移籍でマジョルカに所属し、活躍した久保。昨シーズンはビジャレアル、ヘタフェでプレーしたが、出場機会は限られ、思うような結果は残せなかった。今シーズン、“古巣”で輝きを取り戻せるか。20歳の若武者の戦いが再び始まった。
◆バルサ退団のメッシ、年俸約45億円の2年契約でPSG入りが正式決定!
◆Jリーグの後半戦が今日から開幕 打倒「王者」川崎の本命は大型補強のヴィッセル神戸か
文・SPREAD編集部