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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は14日(日本時間15日)、本拠地でのヒューストン・アストロズ戦に「1番DH」でスタメン出場。
初回の第1打席に打球速度107.8マイル(約174キロ)の弾丸ライナーで右翼スタンドへ運ぶ39号の本塁打を放つと、続く第3打席ではセンター方向への単打を打ち、今季31度目のマルチ安打を達成した。その後、二盗を決めて今季17個目の盗塁をマークするなど、打って走っての活躍を見せた。
なお、試合はジェーク・メイヤーズのグランドスラムなどでアストロズが大量得点を挙げ、8-2でエンゼルスは敗れている。
◆【動画】MLB公式「信じられない」と驚きを隠せない今季7勝“投手”のキング独走39号アーチ
■「史上最も尋常ではないシーズンだ」
エンゼルス左打者のシーズン39号は、1982年のレジー・ジャクソンに並ぶ球団記録タイ。39本塁打は2位のブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)に4本差と突き放し、86打点は今日の試合で4打点を稼いで現在トップのラファエル・デバース(ボストン・レッドソックス)に3打点差となっている。
12日(同13日)のブルージェイズ戦で「1番・投手」として先発登板し、6回2失点で今季7勝目を挙げ、二刀流の活躍を続ける大谷に対し、MLB公式はツイッターで「ショウヘイ・オオタニは防御率2.93で、リーグ本塁打王をリードしている。信じられない」とコメント。また、FOXスポーツのMLBアナリストで、大谷ファンを公言しているベン・バーランダー氏は「史上最も尋常ではないシーズンだ」と投稿した。
8月に入り6試合連続無安打に終わった期間もあったが、10日(同11日)のダブルヘッダー2試合目となるブルージェイズ戦から1番打者として起用され続けて5試合連続安打で計6安打、2本塁打、4打点と打撃成績もV字回復を見せてきた大谷。
投手として既に8月で2試合に先発登板で2勝を挙げており、打撃成績も上昇とくれば、3カ月連続の月間MVPも見えてくる。
◆1番起用は復活への起爆剤 指揮官「ラインナップ全体でオオタニを助けることが目的」
◆MLB最高峰打者の同僚トラウトが参考にした「ザ・大谷ドリル」とは
◆大谷翔平は「55本塁打でMVP受賞」 二刀流への高評価で海外ブックメーカーも“太鼓判”
文・SPREAD編集部
■MLB公式「アンビリーバブル」の39号
Shohei Ohtani has a 2.93 ERA and leads the league in home runs.
Unbelievable. pic.twitter.com/ryVS0Qhjmu
— MLB (@MLB) August 15, 2021