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東京五輪は28日、女子柔道70キロ級決勝を行い、新井千鶴がミヒャエラ・ポレレス(オーストリア)を技あり(小外刈り)で下して金メダルを獲得した。
◆【インタビュー動画】新井「悔いだけは残さないように気持ちでいきました」
■新井「1本を取る気持ちでいった」
新井は試合後のインタビューで、ポイントを取った後も攻め続けたことについて「もう1本取りに行こうという気持ちで、最後悔いが残ってこの大会終わらないように攻め切ろうと思った」と語った。
新井の準決勝は16分を超える長い戦いで、ロシア・オリンピック委員会(ROC)のマディナ・タイマゾワを1本勝ち(送り襟締め)で破った。新井は「自分が一番になるんだという気持ちで1年を積み上げてきたので、そういう自分に悔いだけは残したくないと気持ちで戦った」と振り返った。
新井に敗れたタイマゾワは3位決定戦を制し、銅メダルを獲得した。
2016年のリオデジャネイロ大会出場を逃した新井にとって、今回が初の五輪。リオ落選後に柔道スタイルを見直し、17年に世界選手権を制覇、20年のグランドスラムで優勝して東京五輪出場を決めた。
新井は埼玉県寄居町出身の27歳。兄の影響で幼稚園のころから柔道を始め、高校時代は関東大会の70キロ級をオール1本勝ちで制覇。インターハイ(国高等学校総合体育大会)の同階級でも優勝した。
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文・SPREAD編集部=ロイター
■新井「嬉しいの一言です」
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— NHKスポーツ (@nhk_sports) July 28, 2021