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25日に新潟競馬場で行われる第21回・アイビスサマーダッシュ(GIII、芝1000m)の過去10年データを紹介する。
3年連続の出走となる19年の覇者ライオンボスは昨年も連対し、ここは最速王の座は譲れないところ。3歳馬モントライゼは京王杯2歳ステークスを制しており世代トップクラスのスピードを誇る。その他今年の韋駄天ステークス覇者タマモメイトウ、オーシャンステークス4着のヒロイックアゲンなども虎視眈々と上位をうかがう。
ここでは「脚質傾向」を分析していく。
◆【アイビスSD2021/前走ローテ】3年連続出走のライオンボス、昨年からの巻き返しを後押しするデータとは
■真のスピードスターは逃げ一手で勝負する
過去10年、逃げ【3-6-0-9】、先行【3-3-5-21】、差し【3-1-4-55】、追込【1-0-1-44】とコーナーのない直線競馬らしくスタートから全力ダッシュをして、とにかく前に行ける馬が必ず馬券に絡んできている。途中息を入れるタイミングも重要になってくるが早めに外ラチ沿いの「好ポジション」をとることが重要になってくる。
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また追込など後方から上がりを使う極端な競馬が持ち味の馬は、馬群を割く事に時間がかかる為かなりの苦戦傾向にあり、今回前々で競馬をしたい馬が上位人気に支持されそうで、前走で10番手以降の位置から脚を繰り出している韋駄天Sの覇者タマモメイトウにとっては不安なデータだ。
◆【アイビスSD2021/人気傾向】1番人気は素直に信頼、過去10年で最多となる7勝9連対の好アベレージ
◆愛オークス圧勝のディープ産駒・スノーフォール、次走は凱旋門賞“王道ローテ”の8月ヨークシャーオークス
文・SPREAD編集部