【七夕賞&プロキオンS/騎手データ】七夕賞で競馬ファンの願いを叶える、連対率100%の騎手とは | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【七夕賞&プロキオンS/騎手データ】七夕賞で競馬ファンの願いを叶える、連対率100%の騎手とは

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【七夕賞&プロキオンS/騎手データ】七夕賞で競馬ファンの願いを叶える、連対率100%の騎手とは
  • 【七夕賞&プロキオンS/騎手データ】七夕賞で競馬ファンの願いを叶える、連対率100%の騎手とは

7月11日は福島競馬場で七夕賞(GIII、芝2000m)、小倉競馬場でプロキオンS(GIII、ダ1700m)が行われます。


プロキオンSは2012年から2019年にかけては中京ダ1400m、昨年は阪神ダ1400mと、一貫してダ1400m戦として行われきましたが、今年の舞台は小倉ダ1700m。そのため、過去のプロキオンSとは別物と考えるべきでしょう。


今回は2000年以降の七夕賞過去データ(中山で行われた2011年を除く)、2000年以降の小倉ダ1700戦(準OP以上)の過去データを基に騎手データを見ていきましょう。


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■七夕賞では内田博幸騎手が馬券圏内率50%を誇る


まずは2000年以降の七夕賞(中山で行われた2011年を除く)の成績データを基に、今年の七夕賞に乗り鞍がある騎手の成績を表にまとめています。


[2000年以降]七夕賞の騎手別成績(中山で行われた2011年を除く)


着順と人気のバランスから柴田善臣騎手も優れている騎手ですが、着順と人気のバランス、連対率の双方を重視した場合、真っ先に取り上げたいのが内田博幸騎手です。


2009年ホッコーパドゥシャ(2番人気3着)、2012年アスカクリチャン(14番人気1着)、2016年オリオンザジャパン(11番人気3着)、2019年クレッシェンドラヴ(2番人気2着)、2020年クレッシェンドラヴ(3番人気1着)と騎乗機会10鞍で馬券圏内突入が実に5度もあります。人気に応えられないケースも見られましたが、間違いなく七夕賞で頼りになる騎手のひとりです。


同騎手は前日14時段階で3番人気のクレッシェンドラヴ(牡7、美浦・林)に騎乗予定。3年連続で手綱をとることになりますが、今年も好走する姿が見られるのでしょうか。


■岩田康誠騎手は勝負がかりの可能性大


そして、期間内の騎乗数こそ2鞍と多くはないものの、2度の騎乗で【0.2.0.0】と連対率100%を誇るのが大ベテラン・岩田康誠騎手です。2006年コンゴウリキシオー、2012年トーセンラーの2頭とも1番人気でしたが、勝ち負けになる馬でなければこの重賞までわざわざ遠征しないのかもしれませんね。


同騎手は前日14時段階で4番人気のショウナンバルディ(牡5、栗東・松下)に騎乗します。今年も勝負がかりの可能性が考えられ、その結果には注目したいところ。


■小倉ダ1700m戦(準OP以上)では秋山真一郎騎手に注目


続いてはプロキオンSです。2000年以降の小倉ダ1700m戦(準OP以上)の成績データを基に、今年のプロキオンSに乗り鞍がある騎手の成績を表にまとめましたので見ていきましょう。


[2000年以降]小倉ダ1700m戦(準OP以上)の騎手別成績


データから一目瞭然ですが、着順と人気のバランスに優れ、高い連対率も記録できているのが秋山真一郎騎手です。


2000年8月阿蘇Sから2004年8のKBC杯まで小倉ダ1700m戦(準OP以上)騎乗機会4連勝が確認でき、2015年8月の阿蘇Sでは10番人気のヴァンヌーヴォーを1着に導いていますね。単勝回収率480%、複勝回収率133%と回収率も優秀ですから『ベタ買い』が正解かもしれません。


なお、同騎手は今年のプロキオンSで前日14時時点9番人気のスマートダンディー(牡7、栗東・石橋)に騎乗予定。この騎手が跨る以上、軽視はできません。


そして浜中俊騎手も高い連対率を記録しています。秋山真一郎騎手と比べるとやや着順の落ち込みが見られますが、4割近い連対率を思えば許容範囲ですね。浜中俊騎手は、2011年8月阿蘇Sから2015年8月阿蘇Sまで小倉ダ1700m戦(準OP以上)騎乗機会10戦連続で3着以内を確保しており、この舞台では勝負強さが光ります。


同騎手は今年のプロキオンSで前日14時時点15番人気のブラックムーン(牡9、栗東・辻野)に騎乗します。9歳という高齢、今回が初ダートと買いづらい要素満載ですが、押さえる価値はありそうです。


■ウェスタールンド騎乗の藤岡佑介騎手は買いづらい


一方、小倉ダ1700m戦(準OP以上)で人気に比べて着順の落ち込みが目立つのが藤岡佑介騎手。同じような人気を背負う秋山真一郎騎手と比べると、連対率で30%近い開きも確認できますね。


2014年8月阿蘇Sのクロフネサプライズ(3番人気15着)、2021年1月豊前Sのリネンファッション(1番人気6着)のように人気で馬券圏外に敗れることも多く、ここでは割り引きたい騎手と言えます。


同騎手は前日14時時点2番人気のウェスタールンド(セ9、栗東・佐々木)に騎乗予定。人気ではありますが、データを重視した場合はバッサリ切ってしまい、秋山真一郎騎手や浜中俊騎手から大万馬券を狙うのが面白そうです。


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著者プロフィール


伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。

《SPREAD》
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