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5日のNPB公示で、巨人は丸佳浩の出場選手登録を抹消した。再調整での抹消は、広島在籍時の2012年9月以来9シーズンぶり。
首位阪神を3.5ゲーム差で追走する巨人だが、梶谷隆幸に続く主力の離脱に伴い、外野陣の再編がカギとなりそうだ。
【動画】3打席連続三振で崖っぷちも“4度目の正直”…重信慎之介、原監督の期待に応えた会心の2号ホームラン
■連覇に貢献した丸だが今季は不調
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丸佳浩の通算成績
今季の丸は開幕直後に新型コロナウイルス感染の陽性判定が発覚。1軍復帰後も本来の打撃力が影を潜め、ここまで40試合出場で打率.227、4本塁打、8打点と不振に苦しんでいた。
2018年オフにFAで巨人に加入して以来、全試合に出場し攻守で巨人の連覇に貢献してきたキーマンだけに、原辰徳監督としてもこの不振は頭が痛いはず。坂本勇人や梶谷が故障で不在の状況下で、巨人打線は再編を求められている。
■2軍で打率.288の立岡が昇格へ
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巨人の主な外野手の今季成績
現在リーグ2位、また交流戦でも5勝3敗2分と地力の高さを発揮している巨人だが、今後の外野手起用はどうなるのか。
まず、丸と入れ替わりで昇格するのは立岡宗一郎。4月に昇格した際は途中出場での起用がメインで打率.200であったが、2軍では33試合出場で打率.288、3本塁打と結果を残している。
「2番・レフト」に定着し、規定打席未到達ながら打率.354と好調の“隠れ首位打者”ウィーラーは引き続き打線のキーマンであり、38歳のベテラン・亀井善行の起用もこれまで通り途中出場がメインになることが予想される。
■スタメン定着が期待される重信
そんな中、活躍が期待される選手が重信慎之介だ。5日の日本ハム戦では4月22日以来のスタメン、かつ今季初の1番打者に抜擢されるも3打席連続の空振り三振。起用に応えられず窮地に陥ったが、続く打席では意地の2号2ランを放ち土俵際で踏みとどまってみせた。
今季の重信は途中出場がメインとはいえ、出塁率は.345と及第点。得点圏打率も3割を越えるなど今後に期待を抱かせるデータも揃っている。元来走力には定評のある選手だけに、打席での“ムラッ気”を減らせば、一気にスタメン定着もありそうだ。
また、昨季ブレイクした松原聖弥や長打力が持ち味の石川慎吾にとってもアピールの場は増加するはず。実績あるFA戦士たちの穴を若手・中堅でどこまで埋められるか。リーグ3連覇に向けて、勝負の6月戦線はまだ始まったばかりだ。
◆巨人・梶谷隆幸「お前もか」、相次ぐ主力の離脱に“テコ入れ”敢行
◆巨人の新助っ人・スモークをデータで徹底解剖 活躍のカギは「選球眼」
文・SPREAD編集部
“4度目の正直”で重信が放った今季2号本塁打
/#重信慎之介
"四度目の正直"□
\ついに捉えた!!
ライトへの大きな当たりがそのままスタンドへ□□
⚾#プロ野球 (2021/6/4)
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