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中日・ビシエドは30日の日本ハム戦で、4回に先発・アーリンの真ん中高めのストレートを捉え、7号ソロを放った。この日は2安打1打点と4番としての仕事を果たした。また、現在3試合連続で複数安打を記録するなど量産態勢に入っている。
今週も主砲のバットで勝利に貢献する一打を放ちたいところ。
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■“交流戦男”の本領発揮 22打数11安打と絶好調
2年ぶりの交流戦で4勝1敗1分の好スタートを切った中日。高い投手力が好調の要因となっている一方、打線の中で大きな存在感を見せているのが、ビシエドだ。来日6年目を迎えているパワー自慢の助っ人は、今季の交流戦で22打数11安打の打率5割をマーク。「4番・ファースト」として全6試合でヒットを放ち、5月30日の日本ハム戦では豪快なアーチも放って見せた。
過去の交流戦も振り返ると、ビシエドは2019年も打率.349、2本塁打、13打点と爆発した。だが、決して来日当初からパ・リーグの投手陣を相手に快音を響かせていた訳ではなく、来日1年目の2016年は交流戦打率.182、翌2017年は交流戦打率.117と抑え込まれた過去を持つ。そこから2018年に打率.250ながら4本塁打、12打点と勝負強さを見せ、2019年の好成績に繋げた形。そして今季は、開催中止となった昨季の分も含めた“大爆発”のスタートを切った。
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交流戦で2019年まで5年連続で8位以下に沈んできた中日。8年ぶりのAクラス入りを果たした昨季は、その“苦手”だった交流戦がなかった。ビシエドのバットが、このまま爆発を続けられるか。今季、ビシエドが本塁打を放った試合は7戦全勝という記録もある。ロッテ、オリックスと対戦する今週、ビシエドの“勝利の1発”に期待だ。
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記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB