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28日のプロ野球は、全6試合で合計17本塁打が飛び出すなど、大量得点が目立つ結果となった。
中でも阪神のドラフト1位ルーキー・佐藤輝明は、セ・リーグの新人選手としては1958年の長嶋茂雄以来となる1試合3本塁打を達成し、チームの勝利に大きく貢献。また、ソフトバンクは巨人を9-3で圧倒し、2019年の交流戦以降での巨人相手の連勝を13に伸ばした(日本シリーズ、オープン戦を含む)。この試合で2本塁打を放ったバレンティンは、通算300本塁打達成に王手をかけている。
【動画】令和の怪物・佐藤輝明が大爆発、プロ野球の歴史に名を刻んだ衝撃の1試合3本塁打を一挙振り返り
ここでは打者vs投手の対戦データなどから読み取った「打のキーマン」をピックアップする。
■直近5試合で打率.533
オリックス・T-岡田 vs ヤクルト・小川泰弘
交流戦に突入してからチーム打率.338と好調のオリックスだが、中でも存在感を発揮しているのがT-岡田だ。直近5試合で打率.533(15打数8安打)、2本塁打とバットが振れている。
ヤクルト・小川泰弘とは2018年に1打席対戦があるだけだが、今季の岡田が放った6本塁打は全て右投手からであり、最近の好調ぶりも考慮すれば落ち着いたアプローチが期待できるはず。また、得点圏打率は.400となっており、前を打つ吉田正尚やロメロが前日同様に出塁することがカギとなる。
数字上は安定感が光る小川だが、ビジター防御率4.15、デーゲーム防御率5.89という不安要素も含んでおり、連夜のオリックス打線爆発の可能性も捨てきれない。
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文・SPREAD編集部