【日本ダービー/追い切りジャッジ】エフフォーリアを上回る「S」評価、前走激走の反動皆無「心肺機能は文句なし」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【日本ダービー/追い切りジャッジ】エフフォーリアを上回る「S」評価、前走激走の反動皆無「心肺機能は文句なし」

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【日本ダービー/追い切りジャッジ】エフフォーリアを上回る「S」評価、前走激走の反動皆無「心肺機能は文句なし」
  • 【日本ダービー/追い切りジャッジ】エフフォーリアを上回る「S」評価、前走激走の反動皆無「心肺機能は文句なし」

■シャフリヤール


【中間調整】前走の毎日杯をレコードV。その後日本ダービーに絞って放牧に出され、5月2日に坂路で帰厩後の初時計を出している。全体時計はそこそこだったが、目標とした相手をしっかり追い詰めることができており、レコード駆けのダメージはしっかり癒えているようだ。9日にも坂路でサラッと流され、本格的に速い時計を出したのが2週前追いにあたる12日のCW追い。坂路調教で心身ともに“あったまって”いたようで、ある程度出されていくラップでも楽に駆け出し、ラストもタレることなく脚を伸ばせた。そして1週前追いでは本番で騎乗する福永騎手が気合注入。ラストは味付け程度の仕掛けだったが、それに機敏に応えており気持ちの面はこの時点で万全と言えた。


【最終追い切り】過去3戦同様、栗東坂路で終い重点の最終追いを行った。1週前の時点で申し分ない状態と思えたが、さらに上の段階を目指し福永騎手騎乗の併せ馬で闘志を涵養。道中はパートナーの方をチラチラと気にしつつも、自分のリズムを崩さない絶妙な精神状態をキープ。1F付近でゴーサインへ瞬時に反応し、スッと手前を替えて僚馬をパスしての先着を果たした。


【見解】牧場で順調、そしてトレセンでも更に順調といったところ。脚力、心肺機能は文句なしのレベルだし、最終追いで見せた気持ちのメリハリも好感が持てる。鞍上鞍下の息はピッタリで、抜群の操縦性という持ち味もしっかり発揮できそうな絶好の状態だ。


総合評価「S」


■日本ダービー2021予想コラム一覧


▼追い切り予想


◆【有力馬】サトノレイナスは辛口評価「B」、ゴーサインにギア上げず「精神面に一抹の不安」


◆【有力馬】エフフォーリアは2番手評価「A」、動き上々も回復に若干手間取ったか


◆【穴馬】前走完敗の伏兵に「A」評価、稽古駆けするOP馬を圧倒「「闘志満々」


▼穴馬予想◆【前編・有力馬】“1強ムード”がエフフォーリアを後押し、サトノレイナスと毎日杯組2頭は低評価


◆【後編・穴馬】10番人気以下に潜む“盲点”、皐月賞敗退組の巻き返しで「一角崩し」を狙う


▼データ予想◆【前編・有力馬】エフフォーリアとサトノレイナス、人気馬2頭の明暗を分ける「100%データ」とは?


◆【後編・穴馬】前走上がり最速の脚も完敗の穴馬、強力データが示す「6-1-1-0」の“買い”要素


▼その他、データ傾向◆【騎手データ】エフフォーリアの横山武は東京芝2400mわずか1勝、連対率30.4%を誇る“府中の鬼”とは


◆【過去10年データ/枠順傾向】エフフォーリアの1枠は最多3勝の“絶好枠”、サトノレイナスは連対率わずか3.3%の“鬼門”8枠


◆【過去10年データ/人気傾向】2番人気は勝率「10%」、1・2番人気ワンツーは過去10年で昨年のみ


◆【過去10年データ/前走ローテ】エフフォーリア、二冠達成の確率は「30%」 無敗でも過信は禁物


著者プロフィール


西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。

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