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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は18日(日本時間19日)、本拠地アナハイムでのクリーブランド・インディアンス戦に「2番・DH」で先発出場。第1打席で3試合連続本塁打となる14号ソロアーチを放った。
第2打席でも中前打を放ち、マルチ安打をマークした。この日の大谷は3打数2安打、1打点、2得点。エンゼルスは5-6で競り負け、連勝は2で止まった。
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■トップを走る14号に米メディアが過熱
初回1死の第1打席に両リーグトップとなる14号を放った大谷。打球速度112マイル(約180.2キロ)、飛距離440フィート(約134.1メートル)で、本塁打ダービーで2位のアトランタ・ブレーブスのアクーニャジュニア、ニューヨーク・ヤンキースのジャッジらに2本差をつけた。
3戦連発となる一撃に、米メディアも連日の盛り上がりを見せた。米放送局『ESPN』が「ショウヘイの素晴らしさを表現する方法がもう見つからない」とツイートすれば、米スポーツ専門メディア『ジ・アスレチック』のブレント・マグワイア記者は自身のツイッターを更新し、大谷の放った完璧な一発を「爆弾」と評した。
また、MLB公式サイトは「スポーツ界で畏敬の念を集める大谷」と題した特集記事を掲載し、MLB関係者をはじめ、NBA選手やNFL選手、メディアの声を紹介した。
NFLアリゾナ・カージナルスのJ.J.ワットが「大谷が野球界でやっていることは常軌を逸している」とツイートしたことや、NBAブルックリン・ネッツのケビン・デュラントが「別の種類の生き物」と、大谷を評したつぶやきを掲載した。
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■立ち居振る舞いに感銘受けた敵将も
特集内ではMLB関係者の話も伝えており、先日の対戦で痛い目にあったボストン・レッドソックスのコーラ監督は「あんな選手は見たことない。NFLで言えば、(メジャーにも在籍した)ディオン・サンダースだろうか。彼らは化け者だ。普通は見ることができない」と話し、異なる競技で活躍した“二刀流”になぞらえた。
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ここ5試合で4本塁打と好調なエンゼルス・大谷翔平(2021年5月19日)(C)Getty Images
日本球界からもチョイスされ、オリックスのアダム・ジョーンズが「オオタニはフラットに見ても印象的だ。本当にすごい」と称賛したツイートを掲載した。
また、記事ではプレー以外の面にもスポットを当てており、ヒューストン・アストロズのダスティ・ベイカー監督の「審判や相手選手にも挨拶をする。感銘を受けた」というコメントを紹介。立ち居振る舞いもリスペクトされる要因になっているとした70歳の名将の見解を載せた。
レッドソックスのコーラ監督が「対戦はタフだけど、もう大谷のプレーを楽しむしかない」と話したように、敵味方問わず、全米が大谷のファンになっているようだ。
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◆大谷翔平、“悪球打ち”の特大弾で波紋広がる NFLスター選手も「オオタニはやば過ぎる」
文・SPREAD編集部
■近距離カメラで捉えた14号“確信歩き”
ohtani □ pic.twitter.com/N2OO5evs43
— Cut4 (@Cut4) May 19, 2021