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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、敵地でのボストン・レッドソックス戦に「2番・DH」で先発出場。6回の第3打席で7試合ぶりとなる今季11号を放つなど、4打数2安打、1本塁打1打点だった。一時はリードを奪ったエンゼルスだが、終盤リリーフ陣が崩れ3-4で逆転負けを喫した。
本塁打数はリーグトップタイ、また「マルチ長打」の回数(今季6試合目)でもメジャートップに浮上するなど、投打ともに万全の「二刀流」で球界の常識を次々と塗り替える大谷の活躍について、レッドソックスのアレックス・コーラ監督も感心している様子を地元紙「ボストン・グローブ」が報じている。
◆【動画】泳ぎ気味&右手1本でなぜこの飛距離が生まれるのか…大谷翔平、逆方向へ運んだ衝撃の今季11号
■「メジャーで最も心をつかんで離さない存在」
第1打席で左翼フェンス直撃の二塁打を放った大谷だが、この日の活躍はこれで終わらなかった。6回の第3打席ではレッドソックス先発・ピベッタのナックルカーブに対して、泳ぎ気味となりながらも右手1本で逆方向へ。左翼にそびえる高さ約11.3メートルの“グリーンモンスター”を越える、圧巻の本塁打を放った。
ここまで投打両方で順調な活躍を見せている大谷に対して「ボストン・グローブ」は14日、「ショウヘイ・オオタニの二刀流がついに成就」と題した特集を掲載。レッドソックスを率いるコーラ監督のコメントなども交えながら、大谷の活躍に注目している。
「メジャーリーグで最も心をつかんで離さない存在が、フェンウェイ・パークに戻ってきた」という書き出しの特集にて、コーラ監督は「球界全体が彼を見るために足を止めているような感覚。唯一無二だよね?」と語り、大谷の二刀流が球界に与えるインパクトについても、「球界にとっては良いこと。投打どちらもあれだけすごいのだから」と評価している。
また、先発投手を務めながら、ラインナップに名を連ねるケースも増えてきたことについて記事では「これこそ、エンゼルスが2018年に大谷を獲得した際に夢見ていたこと」とし、大谷が新たなオフシーズンのプログラムを経て、より強く健康な状態を保っていると報じた。
記事では「デンバーでのオールスターでは、オオタニが初回の打席に立ち、その裏はマウンドへ向かう光景も見られるかもしれない」と、さらなる“偉業”への期待も寄せられている。
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文・SPREAD編集部