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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、敵地でのボストン・レッドソックス戦に「2番・DH」で先発出場。6回の第3打席で7試合ぶりとなる今季11号を放つなど、4打数2安打、1本塁打1打点だった。一時はリードを奪ったエンゼルスだが、終盤リリーフ陣が崩れ3-4で逆転負けを喫した。
右手1本で逆方向へアーチを放ち、本塁打数で再びリーグトップタイとなった大谷だが、長打数でもリーグ最多に浮上。また、現地メディアでは「マルチ長打」の回数もMLBトップとなったことが紹介されている。
【動画】泳ぎ気味&右手1本でなぜこの飛距離が生まれるのか…大谷翔平、逆方向へ運んだ衝撃の今季11号
■長打数でもリーグ最多に浮上
1回の第1打席で、レッドソックス先発・ピベッタのナックルカーブを捉え左翼にそびえる高さ約11.3メートルの”グリーンモンスター”直撃の二塁打を放った大谷。第2打席は三振に終わったが、続く第3打席ではまたもナックルカーブを捉え、左翼へ一発を放った。
泳ぎ気味となりながらも外角への投球をバットの先端で捉え、最後はおなじみとなりつつある右手1本のスイングで打球を逆方向へ運んだ。センターから逆方向への長打も目立つ大谷だが、左翼方向への本塁打は意外にも今季初。持ち味のパワーと技術双方を見せつける格好となった。
これで今季23長打(10二塁打、2三塁打、11本塁打)となったが、この数値はリーグ最多。米メディア「ESPN」はTwitterで、「ショウヘイ・オオタニは野手としての出場35試合で23長打。エンゼルスの歴史上、35試合でこれを上回るのはマイク・トラウト(24本)のみ」とレポート。また、大谷が記録した6試合目の“マルチ長打”は、今季MLB最多とも紹介している。
直近5試合では21打数3安打と苦しんでいた大谷だが、二刀流の元祖として語り継がれるベーブ・ルースにも縁のあるボストンの地で、再びその存在感を見せつけた。
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文・SPREAD編集部
泳ぎ気味&右手1本でなぜこの飛距離が生まれるのか…大谷翔平、逆方向へ運んだ衝撃の今季11号
Shohei just flicked it over the Monster □ pic.twitter.com/xbnUimjTaV
— MLB (@MLB) May 15, 2021