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14日のプロ野球は、広島がDeNAに9-2で快勝。小園海斗がチーム22イニングぶりのタイムリーを放つと、羽月隆太郎も打点を記録するなど、2018年ドラフト指名組の活躍でセ・リーグ単独4位に浮上した。
パ・リーグでは、ロッテが2点を追う9回にレアードの一発で西武に追いつき、2試合連続の引き分けに持ち込んだ。レアードはこれで3試合連続の本塁打となり、5月は現在13打点を記録するなどロッテ打線のポイントゲッターとなっている。
ここでは打者vs投手の対戦データなどから読み取った「打のキーマン」をピックアップする。
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■5試合連続安打中&ZOZOマリンで打率3割超え
西武・源田壮亮 vs ロッテ・美馬学
14日のロッテ戦で先制ホームランを放つなど、現在5試合連続安打中。美馬学との対戦回数は決して多くはないが、過去の成績から見ても特段苦手意識はないはず。今季、ZOZOマリンでの打率が.313となっていることも見逃せない。
年 | 率 | 打 | 安 | 本 | 四 | 振 |
---|---|---|---|---|---|---|
21年 | .333 | 3 | 1 | 0 | 0 | 1 |
20年 | .000 | 7 | 0 | 0 | 0 | 3 |
19年 | .667 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 |
18年 | .333 | 6 | 2 | 0 | 0 | 2 |
■東京ドームでは16打数8安打
阪神・マルテ vs 巨人・サンチェス
4月20日には巨人・サンチェスから2打席連続HR。今季は巨人戦で打率.360、4本塁打を放つなど相性の良さが光るが、東京ドームに限定すると16打数8安打4本塁打、打率.500と驚異的な数字となる。2000試合目となる「伝統の一戦」でもしっかり結果を残してくれそうだ。
年 | 率 | 打 | 安 | 本 | 四 | 振 |
---|---|---|---|---|---|---|
21年 | 1.000 | 2 | 2 | 2 | 1 | 0 |
20年 | .000 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 |
19年 | 未対戦 | ー | ー | ー | ー | ー |
18年 | 未対戦 | ー | ー | ー | ー | ー |
■首位打者争いをリード中、注目は第1打席
広島・菊池涼介 vs DeNA・ピープルズ
開幕から首位打者争いをリードしているが、5月に入っても無安打は1試合のみと打撃は安定している。特に第1打席では圧巻の集中力を発揮しており、打率は.432。DeNA先発のピープルズは、右打者を苦手(被打率.333)としているだけに、今日も早い段階で結果を残せるか。
年 | 率 | 打 | 安 | 本 | 四 | 振 |
---|---|---|---|---|---|---|
21年 | 未対戦 | ー | ー | ー | ー | ー |
20年 | .200 | 5 | 1 | 0 | 0 | 2 |
19年 | 未対戦 | ー | ー | ー | ー | ー |
18年 | 未対戦 | ー | ー | ー | ー | ー |
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データ提供・共同通信デジタル文・SPREAD編集部